クロスバイクのグリップ交換手順とエルゴグリップの角度
今回は、クロスバイクのグリップ交換について。
ちょうど一年半ほど前、今まで普段使いに愛用していた子乗せ自転車『ビッケ』がまたもやパンク。
何本かスポークも折れているため、タイヤごと替える必要があり悩みましたが、子供達も大きくなったのでボチボチお役御免という事に。
ポタリングに使っていた、ルイガノのクロスバイクを普段使いとしていたものの、かれこれ五年乗っているのでグリップがネッチョネチョ。
グリップを握るたび、ネッチョリとした感触とゴミが付くようになったので、新しいグリップに交換しました。
手のひらとの接触範囲が広いエルゴグリップ
もともと装備されていたグリップが、手のひらと当たる部分が平らな形状をしている『エルゴグリップ』だったので、今回も同系統の物を探す事に。
エルゴグリップは、手のひらとグリップの接触部が広いため、走行中の振動を軽減でき長時間走っても疲れにくいのが特徴。
今回購入したのが、ERGON(エルゴン)社の『GP1 ロング / ロング』というタイプのグリップです。※長さ128mm。
今回のモデルを選んだ理由として、『耐候性に優れたラバー素材を採用』というメリットもありますが、単純にグリップエンド周りが格好良かったというのが本音。
ERGON(エルゴン)社は自転車グリップメーカーで、公式サイトのグリップ一覧には様々なグリップが紹介されており、見ているだけで楽しくなりますね。
クロスバイクのグリップ交換方法
それでは、実際にクロスバイクのグリップを交換していきますが、難しい工程は無く10分もあれば左右のグリップを新しくできるかと。
1.既存のグリップを外す
クロスバイクのグリップは、六角穴付ボルトで固定されているケースが殆どなので、グリップエンドやグリップの根本にあるボルトを緩め、既存のグリップを引き抜きます。
固定されている六角穴付ボルトを緩めれば、スルスルっと抜き取る事ができます。
グリップを取り外した後は、ハンドルバーの汚れを拭き取っておくと、次の工程もスムーズに進むかと思います。
2.新しいグリップの微調整
ハンドルバーに交換するグリップを差し込み、長さや角度等を確認します。
今回の場合、ハンドルバーに対して購入したエルゴグリップが若干長く、六角穴付ボルトを締め込んでも効きが甘く固定出来なかったため、根本の部分を2~3mm程度カットしました。
グリップの中にはプラスチックが入っていたので、プラ板用のノコギリを使用したところ、何の問題も無くスルスルとカットできました。
ハンドルの角度を調整したら、付属の六角穴付ボルトで固定します。
その際、ハンドルが動いたりグリップがズレる事があるので、反対側のハンドルを壁に当てて固定しながら、六角穴付ボルトを締め込むとスムーズに仕上げる事ができます。
エルゴグリップの角度について
今回購入したグリップは、丸い筒状の物では無く、手のひらを乗せられるような平らな部分があるので、自身のライドポジションにフィットするよう調整して取り付ける必要があります。
同梱されている説明書を読んでみると、推奨取り付け角度は水平から-15~+20°、グリップを握った時の腕の角度が148°となっています。
ただ、手元に角度を測れるような道具も無かったので、実際に試乗を繰り返しながらの実物合わせで仕上げました。
ある程度角度をつけたところから近所を一周し、少しだけボルトを緩めて徐々に角度を緩くしていく。
3~4回繰り返した辺りでフィットするポジションを見つけたので、その角度で固定して作業を完了としました。
クロスバイクのグリップ交換手順と角度・まとめ
今回は、クロスバイクのグリップ交換について書いてみましたが、作業自体は既存グリップの六角穴付ボルトを緩めて、新旧を差し替えるというシンプルな工程です。
ただ、購入したエルゴングリップが数ミリだけ長く、わずかにカットしながら微調整した工程があったり、グリップ角の確認をしたりと、少しだけ時間が掛かってしまいました。
グリップのカット部分も気になる事は無く、かれこれ3ヶ月以上(1000km程度)乗っていますが、グリップがズレたりする事も無く快適に過ごせています。
※交換直後は、手のひらに当たるグリップのパターンが強く、少しだけ食い込むような感覚を受けましたが、使っているうちに馴染んだのか1~2週間で気にならなくなりました。
エルゴグリップは手のひらの接地面積が大きいので、クロスバイク特有の前傾気味になる姿勢でも負荷が掛かりにくく、長距離でも疲れにくいのが良いですね!(^^)
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