【シーバスロッド】ダイワ・EX AGS 87LMLのインプレ
今回は、新しいアーバンサイドカスタムを使った感想。
シーバスロッドというジャンルが確立され始めた頃、それまでは自分に合うロッドが無く、次から次へと取っ替え引っ替え買い直していました。
そんな中、ダイワの『ブランジーノ・アーバンサイドカスタム』を使ってみると、今までの違和感が嘘のように晴れ、それ以降は同モデルを使い続けています。
シリーズ共通の特徴でもある、持ち重りを感じずアクションの入れやすい『ショートグリップ』がピッタリと馴染み、本当に使いやすいシリーズだと思います。
※上記記事では、今まで使ってきた6本のモデルを比較・紹介していますので、興味がある方はチェックしてみて下さい。
そんなアーバンサイドカスタムですが、2022年の春に新モデルが発売されたという事で、早速その特徴を公式動画にてチェック!!
ケタ違いに進化!!
販売されている事に気付かず、少し出遅れてしまったものの、何とか在庫のあるショップを見つけて入手に成功。
前作(EX AGS 87ML)と同様、竿袋が重厚ですね。
EX AGS 87LML- URBAN SIDE CUSTOM
今のところ、シーバスの釣果は未だ無いものの、ツバスやエイなどを掛けてみたので、ファーストインプレッションを残しておきます。
個人的には、総じてアクションが入れやすく、キャスト時はパワーよりもフォームを重視すると、素直な弾道で飛距離も伸びるロッドだと感じました。
EX AGS 87LMLの各部チェックとo3の比較
まず最初に、新しいアーバンサイドカスタムの詳細ですが、基本的には昨年発売されたEX AGS 87ML(オービット3)の流れを踏襲。
グリップ周りなどの装飾は、オービット3と同じ仕様で、サッと見た感じでは目立った違いはありません。
手に持った際、「お!」と思ったのがグリップの先端で、シート部分からの段落ちが作られています。
これは、オービット3で廃止されたフィンガーリングが復活したのかと喜びましたが、自分の人差し指では長さが足りず届きませんでした…。
一方、ロッドを組み上げ揺らしてみると、その軽さに驚きを通り越して驚愕!!
公式サイトによると、自重が97gという事で、何ならパスタの一人前よりも軽いのでは?というスペックにビックリです。
前作のオービット(写真上)と、新作のアーバンサイドカスタム(写真下)を並べてみたところ、ソフトに軽くなったバランスを取るためか、アーバンサイドカスタムはグリップの継ぎ目が長くなっていますね。
一方、リールシートから上に関しては、アーバンサイドカスタムがコンパクト化されており、人差し指の段落ちも特徴的。
トゥイッチはロッドが自然に導いてくれる!!
ロッドを新調すると、まず最初はキャスト感に驚くものの、今回はアクションを入れた時の反動(切り返し)にビックリ。
実は、昔からブログで書いてる「チョイチョイアクション」。
これは、ラインスラッグを出してダートをさせるのが面倒なので、ルアーがピリっと動く程度の動作なんですが、同じ感覚でアクションを入れると、ティップ側が弾けるようにオートで戻り、自らラインスラッグを出してくれる。
最初に投げたのは愛用のスーサンでしたが、チョイチョイアクションを入れると、今まで苦手だったキレイなラインスラッグが出て感動。
言葉で表現するのが難しいのですが、少しの力でロッドがポン!っと押し戻してくれるような感覚で、連続トゥイッチダートが手軽にできます。
15g前後のバイブレーションは爽快の一言!!
次に驚いたのは、これまた愛用しているバリッドを投げた瞬間。
ロッドの先から弾き出されるように飛んで行き、キャストフィールは過去イチといった感覚。※まぁ、ロッドを新調すると毎回感じるんですけど…。
特に、15g前後のバイブレーションはキャスト感が最高で、竿先から狙ったスポットまで一直線に飛んで行く感覚。
さすがに、20g後半のルアーは、キャスト時に多少の負荷が掛かるものの、普段多用する重量域の使用感は文句無しです!!
キャストはパワーよりもフォームを重視!!
今までのモデルでは、大なり小なり力の差はあるものの、遠投キャストはグリップのちょい上、継ぎ目の辺りに力を乗せるイメージで押し出していました。
特に、BRANZINO AGS 94ML(マッチ・ザ・バイトカスタム)なんかは顕著で、その部分を意識する事で飛距離を伸ばしましたが、今回のロッドは力で押し出すよりも、キャストフォームを正すと綺麗に飛ぶ印象。
こういった軽めのルアーは勿論、バイブレーションなんかを遠投する時も「力まずロッドに任せる」事で飛距離は伸びます。
情報伝達力は女性的なイメージ
最後に、ルアーが何かに触れ、それを手元に伝えてくれる情報伝達力(いわゆる感度)ですが、これは柔らかな印象を受けました。
前作のオービットでは、ボトムやゴロタにあたれば、ガン!ガン・ガン!!とダイレクトな直線的なイメージで伝わりましたが、今回のアーバンサイドカスタムは、「ここにあるわよ」と手元に優しく伝えてくれる。
今回のインプレで、一番表現しにくい感覚なんですが、決して「鈍い」とか「感度が悪い」訳では無く、キッチリと伝えてくれるものの、何かに包んで優しく手渡してくれるような…。
一方、オービットではパンっ!と弾くような感覚があったバイト時の乗りは秀逸で、触れた物をスゥ~っと拾ってきてくれる感じ。
イメージとしては、前作のアーバンサイドカスタム(BRANZINO EX AGS 87LML)に近いものの、自分の意識した位置よりも持って行かれる事は無く、突っ込まれそうなタイミングでもググっと粘って堪えてくれる。
前作のアーバンサイドカスタムは春先向けかなぁと感じましたが、今回は秋のパワフルシーバスでも問題なしといった印象です。
EX AGS 87LMLのインプレ・まとめ
今回は、アーバンサイドカスタムの最新モデルのファーストインプレッションを書いてみましたが、やはりアクションを入れた時のキレと、魚(エイ)を掛けた時の粘りは良いですね。
他にも、普段多用する15g前後のルアーは快適に投げられますし、力まず綺麗に投げればキッチリと飛距離も出てくれます。
これと言って不満は無いのですが、出来ればフィンガーリングを復活させて欲しいのと、今回のグリップは素材が変わったのか、まだ新しいだけなのか分かりませんが、レイン対応のツルツルしたウェアに当たると、ジョリジョリ擦れる感が…。
グリップエンドを肘に当てながらリトリーブしていると、その辺りから耐水ペーパーで擦っているような感覚がありました。※使っているうちに馴染むと思いますが。
とりあえず、前作のオービットとケース・バイ・ケースで持ち替えながら、これからも使ってみようと思います!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
今回の投稿と同じ「インプレ」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!
また、10月13日現在「シーバス釣り」には「 200件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。
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