スピニングリール・ライン(道糸)の交換方法
今回は、ラインの交換方法について。
釣行回数を重ね、使用しているラインが短くなったり、表面が毛羽立ち摩耗してくると、新しい物へ巻き替える事になります。
また、経年劣化により、プツプツと切れるようなケースもあるので、高切れ等のトラブルを防ぐためにも、釣行前のラインチェックは大切ですね。
交換作業に関しては、ラインの購入時に対応している釣具屋さんも多いので、自分で巻くのが面倒な場合、お願いするのが手っ取り早いかと。
ただ、近年はネットショップで購入されるケースも増えましたし、自分でラインを巻き替える手順について書き出しておきます。
ラインの下巻きについて
浅溝タイプのスプール以外は、下巻きを入れてカサ上げを行い、その上からラインを巻き替える事になります。
下巻きに関しては、リールを購入したりライン交換の際、釣具屋さんで巻いてもらえますが、自分で調節しながら巻くのも難しくありません。
また、今まで使用していたラインと、これから巻こうとするラインの経が違う場合、下巻きを調節する必要も出てくるかと。
今までよりも細いラインを巻くのであれば、スプール内に収まるものの、太いラインを巻く場合はスプールから溢れる(ラインが余る)場合も。
※ラインを細くする場合も、スプールに対して巻き付け量が少なくなるので、下巻きを追加する等の調整を行った方が丁寧です。
1.ライン交換の準備について
ライン交換の際、必要になるのはリールとロッド(グリップとバットガイド部分)、後は湿らせたティッシュや布、ペンなど棒状の物。
テンションを掛る際に使う、ティッシュや布はどちらでも問題ありませんが、ラインが擦れる事を考えると、キメの細かい物が良いかと思います。
一方、ラインスプールに差し込む棒に関しては、細い物よりか、穴のサイズに近い物を選ぶと、カタカタならずスムーズに巻けるかと。
これから巻き付ける新しいラインと、これらのアイテムが準備できたら、ラインの交換を始めます。
2.新しいラインをスプールに結束する
まず最初に、新しく巻き付けるラインの先端を手に取り、ガイドに通してからリールのスプールに結束します。※何気ない作業ですが、忘れないように注意!!
ガイドを通す際は、いつもと逆方向からラインを入れる(ガイドからリールへ向かってラインを通す)事になります。
ラインを結束する際は、リールスプールの上で結ばず、輪っかを作り締め込むだけにしてから、スプールに引っ掛けるとスムーズに結べます。
結束方法の参照動画
結束方法の参照動画
ラインをスプールに引っ掛け締め込んだ後、私はテープを使って結びコブを隠すようにしています。※黒いビニールテープ部分。
テープに関しては、殆ど好みの問題だと思うので、貼っても貼らなくても良いかと。
※気持ち程度の事かも知れませんが、結びコブ部分で引っ掛かりや段差が出たり、巻き始めた時に動いてしまうと嫌なので…。私はテープを貼っています。
3.テンションを掛けながら巻く
新しいラインをガイドから通し、リールスプールに結束すれば、ラインスプールにある穴にペンを通し、足の指に挟み込みます。
写真のように、表面はシールが貼ってありますが、スプールの裏を見れば丸い穴があるので、その部分をめがけてプスっとペンを挿し込みます。
次に、湿らせたティッシュを手に持ち、ラインを挟んで軽くテンションを掛けます。※ガイドから入ってくるラインと、同じ高さになるよう位置を調節。
親指をロッドに引っ掛けて、人差し指と中指でティッシュを持ち、ラインを挟んでから親指の角度で高さを合わせる。
※ラインを巻き付ける際、摩擦によりラインへダメージが入るのを防ぐ為に、テッシュや布は必ず”湿らせた物”を使って下さい。
写真の都合上、下記図のような距離感になっていますが、濡れたティッシュの位置は出来るだけガイド側(リールから遠い位置)にする。
後は、ティッシュを挟む指に軽く力を入れて、ラインがたわまないようテンションを掛けつつ、”一定の速度”と”一定の力加減”でリールの巻取りを開始。
巻取りの最中、ラインスプールがバタつく時は、足の親指で軽く負荷を掛け、ラインが均等に出ていくようにする。全てを移し替えたら、ライン交換は終了です。
ライン(道糸)の交換方法・まとめ
今回は、スピニングリールのライン交換について書いてみましたが、これと言って難しい工程は無く、10分程度で終わる簡単な作業です。
一応、巻取りのコツとしては、面倒になってガガガっと早巻きするのでは無く、一定の速度とテンションで均等に巻き付ける部分かと。
その他の注意点としては、スプールに適正な量を巻く事。
冒頭の”下巻き”に関する記事や、下記でも書いてありますが、適正な範囲を超えてラインを巻くと、ラインの塊がドバっと出るようなトラブルに繋がります。
特に、今まで巻いていたラインよりも太い物を使う場合、下巻き量に対しライン経が大きくなるので、厚みが増えてしまう可能性が高いかと。
兎にも角にも、交換している最中もワクワクしますし、ラインを巻き替えた後のキャストは最高に気持ち良いので、覚えておいて損は無い作業です!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
今回の投稿と同じ「テクニック」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!
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