小学生がプランター栽培でプリンスメロンを種から育てて収穫する観察日記
今回は、次男君が育てたプリンスメロンのお話。
前回、スナップエンドウや黒豆を育てた記事を投稿しました。
文中でも書いた通り、種から植えたスナップエンドウは、収穫後に美味しいミネストローネスープとなったものの、残念ながら黒豆は発芽せず…。※参照記事↓
ただ、せっかく準備したプランターを片付けるには、少しだけ時期が早い気も…。
という事で、発芽したスナップエンドウを育てつつ、黒豆のプランターを利用して、私と長男君の大好物のコレを植えてみる事に!!
ズバリ、プリンスメロン!!
このブログでも書いた事がありますが、私はフルーツの中でプリンスメロンが一番大好き!!※そして、長男君も大好物です。
肝心の次男君は然程好きでも無いようですが、私と長男君のために、種を植えて育ててくれました。今回も一筋縄ではいかなかったので、観察日記を書き残しておきます!!
プリンスメロンをプランンターに種植え
パッケージの裏側に書いてある、種植えの時期が数週間ズレてしまったものの、とりあえず植えて育てれば何とかなるかと、次男君と一緒に作業を開始。
黒豆のプランターに、余っていた「花と野菜の培養土」を混ぜ、等間隔でプリンスメロンの種を植えていきます。
今回は、黒豆のプランターをベースにしたので、指でササッと穴を開けて、プリンスメロンの種をポイっと埋めて作業は終了!!
プリンスメロン「プランター栽培」と「地植え」の違い
プランター栽培の強み
● 家庭菜園の初心者でも挑戦しやすい
● 限られたスペースでOK
● 病気が出てもプランター単位で対処できる
● 移動できるので「日照」「雨対策」がしやすい
地植え栽培の強み
● 根を深く広く張れるため、メロン本来の力を発揮できる
● 大玉になりやすく、収穫量も増える
● 水やりの手間が減り、栽培が安定しやすい
我が家は毎度のごとく玄関前の省スペースプランター農園ですが、本当にプリンスメロンが出来る事やら…。という感じで始めてみました!!
※同時に、バジル・イタリアンパセリ・ローズマリーといったハーブも、次男君の玄関先農園に追加。玄関がプランターで溢れています…(^_^;)
プランンターで育てたプリンスメロンの発芽から収穫まで
それでは、プリンスメロンの成長を時系列で追ってみます。
一応、パッケージの裏側には『地面を這わせて栽培します』と書いてありましたが、中盤からはジャングルのようになったので、支柱やネットで上へ伸ばしてあげても良かったのかも…。
種をまいてから8日目。下校してきた次男君の報告を受け、二人でプランターを見に行くと、土の中から小さなプリンスメロンの芽が顔を出していました!
双葉はまだ小さく、見落としてしまいそうなサイズですが、次男君と一緒に「出てきたね!」と喜びながら水やり。※まぁ、私が水やりするんですけど…。
種をまいてから10日目。プリンスメロンの芽がどんどん増えました!たった2日間で、こんなに成長するなんてビックリ!!
双葉がしっかりと開き、茎もピンと立ち上がってきました。次男君も「大きくなってる!」と嬉しそうに観察していて、毎日の成長が親子の楽しみになっています。
種をまいてから20日目、プリンスメロンの葉っぱが、ずいぶん大きくなりました!
双葉の間から顔を出した『本葉』が広がり、日々成長しているのが分かりますね。ここからどんどん葉っぱが増えて、つるも伸びていくようです。(園芸の知識は無いので、GeminiさんとCopilotさんに相談しながら、色々と教えてもらいました)
※メロンは、この本葉で光合成をして、実を大きくするための栄養を作るようです。
種をまいてから30日目、本葉がさらに大きくなりました!
Geminiさんに聞いたところ、「もうプランターの中がいっぱいで、このままでは葉に光が当たらず、風通しも悪くなってしまうため、元気な苗を2~3本残して、残りの苗は根っこからそっと抜いてあげる『間引き』をしてあげましょう!」との事。
ただ、抜いてしまうのも勿体ないので、新たに野菜用の大きいプランターを2つ買ってきて、それぞれに分けて植え直しました。※この時点で、黒豆の代わりでは無く、ガチ目の栽培に変更です(笑
種をまいてから40日目、大きなプランターに植え替えた苗も馴染んだのか、シャキッとしてきて良い感じになってきました!!
葉が更に大きく育ち、茎が横に伸び始めました。※パッケージの裏に「親づるを本葉5枚で先端を摘み取る」とあったので、このタイミングで実施しておきました。
※Geminiさんは、「ツルが伸び始めたサインが出ているので、次は支柱を立てて、つるが上へ伸びる場所を作ってあげましょう」と言っていましたが、パッケージには『這わせて栽培』とあったので、あえてこのまま育ててみます。
種をまいてから50日目、葉っぱが更に大きく立派になりました!葉っぱの形がはっきりとして、ひょろひょろ~っとツルも長く伸びてきています。
※この時点で、右側の葉が黄色くなって、白い斑点が付いているので、『うどんこ病かも?!』とCopilotさんに指摘される。
うどんこ病の原因
うどんこ病は、風通しが悪かったり、水やりの方法が原因。病気が広がらないように、黄色くなった葉は早めに取り除いて、風通しの良い場所に置いてあげると良いでしょう。※ Advice from Copilot
種をまいてから60日目。ついにプリンスメロンの赤ちゃんができました!ツルの根本に『雌花』が咲いた後の実を発見!!
この状態になれば、昨年育てたトウモロコシと同様、雌花に雄花の花粉をつけてあげる「受粉」作業を行うようです。
種をまいてから70日目。葉が茂って、たくさんの黄色い花が咲きました!
※Geminiさん曰く「メロンには、実になる「雌花(めばな)」と、花粉だけの「雄花(おばな)」の二種類があります。写真に写っているのは、小さくてかわいらしい雄花です。この雄花から花粉を採って、雌花に付けてあげると、おいしいメロンの実がなります」との事。
ただ、Copilotさんに指摘された『うどんこ病』の症状が広がってしまったようです。
うどんこ病の対処方法
風通しを良くして、お水は葉っぱにかからないように根元に優しくあげるなど、病気がひどくならないように気をつけながら育成を継続!!※ Advice from Copilot
種をまいてから85日目。全般的に葉が黄色くなってしまい…。
以前から指摘されていた『うどんこ病』の症状が広がってしまい、株全体が少し元気がなくなってしまったようなので、思い切って黄色い葉はカットし、風通しを良くしてみる事に。
葉の中に埋もれていた雌花に、ササッと「受粉」作業も行います。
簡単に調べてみたところ、プリンスメロンの受粉は午前9時までに行うと良いらしいのですが、夏休みの次男君と一緒に、昼過ぎからメンテと同時進行で実施。
うどんこ病で黄色くなった葉を切っていたら…。なんと何と!葉っぱの陰に隠れていたプリンスメロンの赤ちゃんを発見!!
葉っぱが黄色くなって、もうダメかと思っていたので本当にビックリ!まだゴルフボールくらいの大きさですが、無事に実が育ってくれたことに感動です!!
種をまいてから105日目。葉が茂って玄関先がジャングルのように…。
少し前に黄色い葉っぱをカットしたからか、緑色の葉がグイグイ成長し始め、ツルはアチコチに絡むし、黄色い花も咲き続けています!!
新たな実を発見!!
前回、葉っぱの風通しを良くするメンテ時に見つけた実の近くに、これまたゴルフボールサイズの実が出来ていました!!
毎朝、出勤時にプランターを眺めては雌花を探し、新たに出来ていれば受粉を行ってから出勤。という地味な努力が実ったのか、はたまた自然のチカラでそうなったのかは分かりませんが、実を見つけると嬉しい気持ちになりますね!!
ただ、一番最初にできたプリンスメロンの実も、順調に育っていると思っていましたが…。裏側がガッツリと割れてしまい育成失敗。
Geminiさんに原因を聞いてみたところ、「メロンのサヤが割れてしまうのは、急な水やりのしすぎや、気温の変化が原因で起こることがあります。もしかしたら、急な雨が降ったことで、水分を吸いすぎてしまったのかもしれませんね」との事。
一方、Copilotさんは「果実がしっかり膨らみ、内部の圧力が高まったことで起きた可能性があり、糖度の高さや水分量の多さがうかがえます。収穫タイミングや水やりの調整が今後の課題ですね」と。
どちらが正解か分かりませんが、水やりのタイミングを調整してみます。
種をまいてから120日目。全体的に葉っぱが黄色くなっていく中、もう一つのプリンスメロンが頑張ってくれていました。
連日の猛暑日で、トウモロコシ同様ダメになるのかと思っていましたが、プリンスメロンの果実がしっかりと育ち肥大化が順調に進行中。
※この時点で、複数箇所にプリンスメロンの実が出来ているのを確認。(茎や葉のトゲトゲが痛いので、なかなか確認しづらい部分もあったり…)
種をまいてから125日目。ついにプリンスメロンを収穫!!
もう少し大きくなってからと思っていましたが、急激に葉が枯れはじめたので、実がダメになってしまう前に収穫する事にしました。
プリンスメロンが、茎から自然に取れていました!
これは『離層(りそう)』という現象で、メロンは実が熟してくると、茎のつけ根が自然と割れて取れるそうです。(おいしく熟したサイン)
収穫祭という名の片付けを終え、玄関先のプランターもスッキリしたところで、収穫したプリンスメロンを洗って全工程が完了しました!!
葉は殆ど枯れてしまったものの、最後まで頑張ってくれた4つの可愛いプリンスメロン。
それぞれ、野球とソフトボールの中間程度の大きさで、スーパーで見かける物より随分小ぶりな果実ですが、4ヶ月分の努力が実を結んだと思えば感動ですね!!
収穫タイミングと離層の見極め方
今回、一番最初にできたプリンスメロンが割れてしまったので、Copilotさんに適切な収穫のタイミングを聞いてみました。一応、忘備録的に書き残しておきます。
プリンスメロンの収穫タイミングは、見た目や香りだけでなく、茎のつけ根に現れる「離層(りそう)」という自然現象を観察することで、より正確に判断できます。
離層とは?
離層とは、果実が熟してくると茎のつけ根が自然に割れて、ポロッと取れる現象のこと。これはメロンが「もう収穫していいよ」と教えてくれるサインです。
実が熟すと、植物自身が果実を手放す準備を始めるため、茎の細胞が分離しやすくなります。
離層の見極めポイント
- 茎のつけ根が細くなってきた
- 軽く触れるとポロッと取れる
- 果実の表面にツヤが出てきた
- 甘い香りが漂い始めた
このような状態になったら、収穫のタイミングです。無理に引っ張らず、自然に取れるのを待つのが理想的。
離層が出る前に収穫すべきケース
- 葉が急激に枯れ始めた
- 果実に割れが入りそうな兆候がある
- 台風や大雨など、環境変化が予想される
このような場合は、離層を待たずに早めに収穫する判断も必要です。実が割れてしまうと、糖度が高くても食味が落ちてしまうことも。
今回の育成では、離層が自然に現れてポロッと取れた実もあれば、割れが入ってしまった実もありました。 この経験から、「離層+葉の状態+果実の張り具合」を総合的に見て、収穫タイミングを判断するのがベストだと分かりますね。
プリンスメロンを種から育てる観察日記・まとめ
今回は、空いたプランターを利用して、急遽プリンスメロンの種を植えてみました。私と長男君の大好物なだけに、美味しい果実に育つのを祈ってましたが…。
一部に斑点や傷が見られるものの、ソフトボール弱のサイズを4つ収穫。過程のうどんこ病やツルの処理を含め、割れや過熟の兆候・収穫タイミングの見極めが次回の課題ですね。
※次男君は、受粉や葉の手入れが大変だから、プリンスメロンはもうやらないって言うてますが…(笑
包丁を入れてみると、ススっと滑るように入っていく。
きれいな切り口を見てみると、スーパーで売っているプリンスメロンそのもの。そこへ、スプーンで掬って一口食べてみると…。
うっまぁぁぁぁ~~いぃぃぃっ!!
コレ、めちゃくちゃ美味!!
正直なところ、それほど大きく育たなかったので、味は期待していませんでしたが、一般的なプリンスメロンと同等…。いや、自ら育てた補正がかかり、販売してる物より一段甘くて瑞々しくてメチャウマ!!
冗談抜きで、今までの次男君菜園シリーズ一番の美味しさ!!
プリンスメロンが甘くなった理由(考えられる要因)
うどんこ病を認識した辺りから、毎晩あげていた水やりの回数を減らしたため糖度があがったか、地植えよりも収穫数が少なかったので糖度があがったのか…。とにかく、本当に甘くて美味しいプリンスメロンでした!!
次男君は「確かに甘いなぁ」(メロンは然程好きでもない)と言うてましたが、その他家族は大絶賛。これは、来年もプリンスメロン育成が決定しましたね!!(笑
兎にも角にも、今回のプリンスメロンはメチャウマでした!もっと丁寧に受粉や葉の手入れを行えば、沢山のプリンスメロンが食べられそうなので、来年も頑張ってみたいと思います!!(^^)
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
今回の投稿と同じ「子供の成長記」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!
また、12月24日現在「 育児&遊び場 」には「 241 件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。
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