シーバス釣りの冬レベルについて
今回は、シーバス釣りにおける冬の深度について。
太陽が照りつけ、外に出るのも嫌になるほど暑くなる「夏」のイメージは、7月・8月の二ヶ月程度だと思いますが、気温が下がる「冬」に関しては、晩秋を含めると10月・11月・12月・1月・2月といった具合に、意外と長いイメージ。
なので、一口に「冬」と言っても、シーバスを釣りやすい冬(10月・11月)もあれば、寒さと戦いつつ渋い釣り場に立ち向かう冬(2月)もある。
そんな冬の深度を表現するため、自分の中では「冬レベル」というワードを作り、シーバス釣りを三段階に分けてイメージを掴んでいます。
冬レベルに関しては、旧ブログでも書いた事がありますが、既に7年が経過しているので新しくリライトしてみようかと。今回は、冬の進行状況とシーバス釣りのイメージをリンクさせる、「冬レベル」について書いてみたいと思います。
シーバス釣りの冬レベル1:10月~11月上旬
暑かった夏の熱気も徐々に抜け、朝晩が冷え込み始め、半袖で行動するのが肌寒くなった頃。金木犀が香り始め、秋の訪れを感じるタイミングになると「冬レベル1」の始まりです。イメージとしては、秋から晩秋・初冬と呼ばれる辺りまで。
冬レベル1の特徴としては、残暑の熱気も抜けて水温が適温となり、湾奥と呼ばれるエリアにも徐々にベイトが入り始め、秋の荒食いへ向けてスタンバイといった感じ。
冬レベル1の特徴
- 日によってベイトや水質にムラがある
- ベイトを探して自らが動く
- 釣りの展開もスピーディー
- 数釣りも楽しめる
- 服装はウィンドブレーカーなど
といった感じ。冬レベル1の前半では、ベイトの動向や水質の変化によって釣果にムラが出るものの、長袖の上着を着用する頃になると徐々に安定し始める。
更に、冬レベル1の終盤では、湾奥と呼ばれる奥まったエリアにもベイトが溜まり、秋の荒食いモードに突入。ベイトを沢山食べている、重量感のある良型シーバスが釣れるようになる。この荒食いシーズンの序盤から中盤までが、冬レベル1といったイメージです。
シーバス釣りの冬レベル2:11月中旬~1月上旬
冬の訪れを告げる、木枯らし1号が吹いてから数日経つと、冬レベルの深度は2へと移行されます。朝晩の冷え込みが一層厳しくなり、今までの上着で釣行するのは寒く防寒仕様に。更に数日が経過すると、日中も防寒着を着用するようになる。
この、冬レベル2へ移行されるタイミングが、荒食いシーバスの最盛期となり、一年の中で一番楽しめる1~2週間だと思います。
冬レベル2の特徴
- 同じような時間・場所でボイルが発生する
- コンディションの良い重量感のあるシーバスが釣れる
- ランカークラスのシーバスも釣れる
- 口から吐く息が白くなる
- 服装はフリースや防寒着など
一方、冬レベル2の中盤から終盤にあたる「12月中旬」頃になると、今までの高活性が嘘のように沈静化されてしまいます。
更には、水質もクリアに近づき、ルアーも見切られやすくなるので、シーバスを釣る為には工夫が必要になってくる。また、水辺には鴨などの水鳥が集まりやすく、ルアーを投げにくい状況にもなります。
シーバス釣りの冬レベル3:1月中旬~2月下旬
クリスマスが終わり、新年を迎える頃になると、シーバス釣りの冬レベルは3へ移行されます。この頃になると、日中でも冷え込むようになり、釣りに出掛ける場合は、防寒着の重ね着・指先の保護など、しっかりとした防寒対策が必要になります。
また、水質が透け透けのドクリアウォーターとなり、ルアーを見切られる上、水温低下に伴いシャローエリアで釣果を出すのが難しくなる。
冬レベル3の特徴
- 透明度の高い水質に変化
- ルアーを見切られやすい
- 釣果は天候や自然的な要因に左右されやすい
- 口から出る息が白くなる
- 服装は防寒着の重ね着など
1月中旬辺りまでは、接岸しているカタクチイワシの居残り組を探し、釣果を挙げる事が出来るものの、真冬と呼ばれる2月になると本格的に寒さとの戦い。
深夜に釣りをすればガイドに氷が張ったり、釣り場へ出掛けても反応が無いのがノーマルベース。この時期に釣果を出すのであれば、水温の温かいスポットや降雨後の濁りが入ったタイミングでの釣行が不可欠。
シーバス釣りの冬レベルについて・まとめ
今回は、シーバス釣りにおける冬の深度について、状況と特徴をまとめてみましたが、秋(晩秋)を含めた初冬までのハイシーズン、冬レベル1の終盤から冬レベル2の序盤までが、一番の楽しみどころになると思います。
その期間の中でも、木枯らし1号が吹いた後、1~2週間程度が真の荒食いモードといった感じで、魚の反応・コンディション共に、濃密な釣りを体験できる期間かと。
冬レベル3の中盤・1月下旬頃になると、水質は透け透けになり水温も低下。ルアーは見切られやすく、シーバス自体の活性も低い。
魚からの反応を得るのが本当に難しく、凍えるような思いをしても「ボーズで帰って当然!!」くらいの気概で無いと、釣りに行くのが嫌になるほど…。釣果を得る為には、降雨による濁りや、冬特有のベイトパターンを利用する事が不可欠。
といった感じで、一言で「冬」といっても様々な変化が有り、1~2ヶ月程度のサイクルで状態が変わるので、冬レベルを意識しながら、釣り場の選定や使用するルアーをチョイスすれば良いかと。
兎にも角にも、冬のシーバス釣りを楽しむのであれば、木枯らし1号が吹く前後、最盛期となっている荒食いを釣るのが一番だと思います!!
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チワッス!
冬のレベル分けいいですね。
今まさに湾奥にベイトがたまりだして
楽しめる時期になってきましたよね?
寒がりなのでレベル3は引きこもってます!w
毎度ですっ!!(^^ゞ
冬レベル、自分の中では気に入ってます!!(笑
冬レベル1は、言い回し的に「秋」とも呼べそうなんですが、そこで区切るよりは初冬を含めて区切った方が、シーズナルなイメージが伝わりやすいかと…。
ちょうど、今が最盛期に突入した頃合いで、数もサイズもコンディションも期待出来るようなタイミングですよね!!
冬レベル3、基本的には引きこもりが正解かと…(笑
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