ルアーロスト防止!根掛かりルアーを回収する方法と対策!!

ルアーロスト防止!根掛かりルアーを回収する方法と対策!!

今回は、根掛かりによるルアーロストの防止方法について。

新年を迎える頃になると、個人的に気になってくるのが、1年間を通した『ルアーロスト』の有無。実は、旧ブログから続いている記録なんですが、根掛かりによるルアーロストが無くなって丸四年が経ちました。

過去の記事を読み直すと、記録の始まりは2014年となっており、そこから三年間は根掛かりによってルアーを失くしていません。リンク先は旧ブログ参照記事

  1. 今年はルアーロストがゼロ!根掛り対策とルアーの外し方!!
  2. 今年も根掛かり回収率は100%!ルアーロストを減らすコツ!!

一応、自分の中では少しだけ誇れる事なんですが、感覚として競馬の『フェアプレー賞』に近いかと。ただ、根掛かりロストは無いものの…。

相変わらず…
コスケ110F大破

ルアーを壊してしまう事はあります…。

釣行回数も少なくなっているので、ルアーを失くす機会が減ったという事もありますが、それでもルアーを水中に残さず遊べたのは素直に嬉しいです。

それでは、根掛かりでルアーを無くさない為に、個人で意識している事や対策等をまとめてみたいと思います。※人それぞれで釣り場の条件や釣り方が異なるので、あくまでも一例となってしまうものの、何かの参考にして頂ければと思います。

根掛かりでルアーを失くさない為の対策について

まず最初に、根掛かりによるルアーロスト減らすための対策についてですが、複合的な要素になるので「これが正解!」という手法は無いものの、それぞれの項目に気を配る事によって、ロストの確率を下げる事は出来ると思います。

どれだけ気をつけていたとしても、不意に発生してしまう根掛かりですが、個人的に意識している部分についてリストアップしてみます。

ラインの太さについて

ラインの太さについて

根掛かりによるルアーロストの大きな原因の一つとしては、ラインの強さ(太さ)の問題が挙げられるかと思います。

一般的に、細いラインを使えば飛距離が伸びたり、風の抵抗が少なくなるといったメリットがあるものの、擦れには弱くなってしまいますし、一番の難点はノット部分の強度と正確さが要求される事。次項で記載

正直なところ、太めのラインを使っていたとしても、引っ張り合ってる状態で鋭利な物に触れればスパッと切れてしまいますが、ノット部分のシビアなセッティングからは、ある程度開放されます。

また、使用するラインによっては、釣行を重ねると劣化(傷み)が進み、引っ張り強度が極端に落ちる物もあるので、そう言った場合も1号以上のPEラインを使っていれば、交換時期のマージンを確保する事が出来ます。

ノット部分の結束強度について

ノット部分の結束強度について

現在のところ、個人的に一番重要だと思っているのがノット部分の強度で、狙っている魚種に対して適正な強度が確保されていれば、細いラインを使っていても引っ張り合いで切れることは無いかと。

一方、ショックリーダーとPEラインのノット部分(結束)が雑な場合、想定される範囲を越えて強度が弱まってしまいます。

数年前に、専用の細糸を使った『シャローフィネスの感想・今後の課題編』という記事を書いた事がありますが、シッカリと編み込んだノットと、適当に編み込んだノットでは、10~15%近く強度に違いが現れました。

根掛かりが取れず、最終的に引っ張るしか無いような場合でも、しっかりと強度のあるノットを組めていれば、相当な力に耐える事が出来るので、引っかかっている相手によってはフックを曲げて回収できる機会が増えます。

ノット部分の強度アップに関しては、旧ブログの『PEラインとフロロ・ナイロンの結び方!頑丈に結ぶコツ!!』という記事を参考にしてみて下さい。

釣り場の特徴(地形)について

釣り場の特徴(地形)について

根掛かりロストを減らす為の要点としては、上記の『ノット部分の強度』と『ラインの太さ』が大半を占めると思います。そこに付随する要素として、ルアーが引っ掛かってしまう物の位置や、障害物の種類を可能な限り把握しておく事かと。

一見、何の変哲も無い水面でも、その下にある底面には「岩」や「藻」といった自然の物から、「ズタ袋」や「大型ゴミ」といった人工的な物が沈んでいます。

初めて訪れる場所や、水深のある釣り場では難しいものの、上記写真のような干潮時に訪れれば、根掛かりスポットを確認できますし、そういった場所にシーバスが着くので、底面の状態を把握しておいて損は無いかと。

リトリーブの強さとアクションについて

リトリーブの強さについて

ルアーロストの可能性が増える、ボトム回りを探る釣りに関しては、リトリーブの強弱とトレースコースがポイントになると思います。

例えば、重量のある鉄板ルアーを使い、力一杯ボトムノックをさせながら直線的に引けば、根掛かりの可能性は極めて高くなりますが、ルアーの操作が可能なソフトタッチで巻けば、障害物とコンタクトした際ルアーを跳ね上げ回避する事が出来ます。

イメージとしては、旧ブログ『ルアーの根掛かりを回避しながら探るロッドアクション』という記事に書いた通り、軽くアクションを入れてラインに回避の余裕を持たせる。

マイ感度について

マイ感度について

釣れない時間が続き、無心のままリトリーブを繰り返していると感覚が鋭くなり、「コツン…」という違和感や手応えを感じた瞬間に、大きく合わせを入れてしまいがちですが、これも根掛かりに繋がる可能性が高くなります。

特に、下げが進んでいるシャローエリアの場合、気がつかないうちに水位が下がり、いつの間にかボトム周りの障害物にコンタクトしている事も。

先程も書いた通り、こういった障害物周りでシーバスが反応する可能性も高いだけに、根掛かりかシーバスかを瞬時に判断するのは難しいのですが、ラインをピンと張らず多少のマージンを確保しておく事で、深刻な根掛かりを防ぐ事が出来ます。

根掛かりの外し方について

万が一、ルアーを根掛かりさせてしまった場合でも、相手が牡蠣殻や石畳等の硬い物であれば、ルアーを回収できる確率は高くなりますが、フックが刺さってしまうようなズタ袋やゴミ、岩の隙間にハマってしまった場合は、回収が難しくなります。

ルアーを根掛かりさせた際、個人的に実践している外し方としては、冒頭のリンク先で書いた通り。即座にラインテンションを緩め、少し移動してから下記動画のように、ラインを張って一気に離すを繰り返すだけ。

分かりやすい根掛かり外し解説

この動作を数回繰り返していると、動画のようにフッと外れてくれます。また、この動画と同じ原理で、周りのアングラーさんに根掛かりを気付かれにくいのは下記の動画。

小さい動作で外せます

大抵の場合、これらの外し方でルアーを回収できますが、どうしても外れない場合は、ロッドとラインを一直線に持って怪我に注意しながら引っ張る。ノット部分の強度が確保されていれば、フックを曲げてでも回収できる確率が上がります。

※ラインを引っ張る場合、引っ掛かっている相手によっては、ルアーが外れた拍子に自分へ向かって飛んで来る事があるので、怪我に注意しながら作業して下さい。

ルアーロスト防止!!まとめ

思った以上に長い記事になってしまいましたが、根掛かりによるルアーロストを予防するには、やはりノット部分の精度を含めた、ラインの直強力が大切だと思います。

単純に太いラインを使ったとしても、ノット部分の精度が低く直強力が低下していると、根掛かりを引っ張った際に結束部分から切れる事が多くなる。なので、ラインの直強力に気を配ると共に、強度の低下を最低限に抑えられるノットを組む事が重要。

最近は1号を使用
シーバスPEパワーゲーム1号

今回は色々と書いてみましたが、ルアーロストが無くなった最大の理由は、通い慣れた釣り場にて、勝負の早い釣りを展開しながら遊んでいるからかと。

近年は、釣りに出掛けても30分~1時間程度で帰る事が多く、上を意識している魚が居そうな場所を中心に探っているので…。要は、手抜きしてます…(汗

ただ、サヨリの時期だけは際どいコースを狙うため、かなりの頻度(4~5投に一度)で根掛かりさせてしまいますが、この四年パラガスは全て無事生還中です。※隣で釣りをされているアングラーさんが驚くほど驚異の回収率です(笑

兎にも角にも、ルアーを無くさない事は、お財布にも環境にも優しいので、ラインの太さやノットの強度、根掛かりした際の外し方など、色々と試してみて下さい!!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

今回の投稿と同じ「テクニック」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!

また、11月27日現在「シーバス釣り」には「 201件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。


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コメント
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  1. むぎわら より:

    ご無沙汰です。

    この根掛かり外し、藤澤さんのやり方はずっと実践してましたが、今回初めて知ったギャング外しは試してみたいです!
    って、その前に釣りに行かなきゃですが…。汗

    • MACO MACO より:

      毎度です!!(^^ゞ

      根掛かり外すときの原理としては、所長のと同じなんだと思いますが、周りから「あ!アイツ根掛かりしてるっ!!」って思われにくくて良いかと(笑

      それにしても、道具は揃ってきましたが、なかなか釣りに行けませんね~。
      なんせ寒すぎますわ~!!

      ここ数日、むぎわらさんが紹介してた『弱虫ペダル』にハマり過ぎて、深夜は弱虫ペダルのイッキ見タイムになってます!!(^^ゞ

  2. がーくん より:

    記録更新おめでとうございます!!

    あの釣り場でロスト0は凄いです。
    自分は、去年も今年もパラガス食われました・・・。

    地形把握してないと、厳しいものがありますよね。
    あと、ズタ袋系は無理。泣

    • MACO MACO より:

      ありがとうございます!!(*^^*)

      あの立ち位置だけは、潮位に対する釣れる場所や地形、根掛かりするタイミングやスポットなど、ほぼ完全に把握してると自負しています!!(笑

      ただ、根掛かりしたルアーを外せると言っても、数投ごとにバシバシやってる姿を目撃されるのは、さすがに恥ずかしいんですけど…(^_^;)

      パラガス、勿体無いので潮位下がったら回収しに行きましょうよ!!(笑

      ※まぁ、そろそろ記録も止まりそうな気がしますが、可能な限り頑張ってみますっ!!(^^ゞ

  3. より:

    お初です。でもずっと拝見さしてもらってます…そこで…おーい更新まだかぁ…(笑)更新楽しみに待ってます。これから暑くなります、お体気をつけて

    • MACO MACO より:

      はじめまして!
      コメントありがとうございます!!(^^ゞ

      「更新まだかぁ…」
      そう言って頂けると、本当に嬉しいですっ!!

      実は、引っ越しやら子供達の入学・入園やらと色んな事が重なってしまい、盆と正月が一緒に来たどころでは無いほどドタバタしておりまして…(^_^;)

      先日、三週間ぶりにWi-Fi環境が整ったので、まだまだ荷物を運んでいる状態ですが、ボチボチ近況報告記事でも書こうかと思っていたところです。

      釣具すら移動できて無い状態なので、釣り関連の記事はしばらく先になると思いますが、宜しければ今後ともお付き合い下さいませ!!(^^ゞ

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