使用後の釣り竿とリールの洗い方
今回は、使い終わった後の釣り竿やリールの洗い方について。
数年前まで、釣り人口の減少が話題になっていたかと思えば、現在はコロナ禍にあって釣りブームが起きているのだとか。
※確かに、普段なら貸し切りの釣り場に先行者さんが居たり、立ち姿を見ても「始めたばかりなんだろうなぁ」と思える方が増えましたね。
そうなってくると、今後も釣りを始めてみようという方は増え、釣具屋さんでワンセットになっている道具を購入し、ご家族連れでのサビキ釣りや、初心者アングラーさんも多くなるのでしょう…。
これから夏に向け、海釣り公園や堤防からはアジやイワシが簡単に釣れ、小さなお子様でも気軽に楽しめる代表的な釣りですね。
ただ、釣行で使った竿やリールは、帰宅後に洗わないとトラブルの元になるので、私なりの洗浄方法を紹介してみたいと思います。
※リールやロッドに付属している説明書を読み、別途注意事項がある場合は説明書通りに洗浄して下さい。
リールは冷たい水道水で水洗い
まず最初に、ラインを巻き取る”リールの洗い方”についてですが、基本的にはご自宅の水道で水洗いすれば問題ないかと。
釣り場で使ったリールには、砂やホコリといった細かな汚れから、海水に含まれる塩分や泥といったものまで、様々な汚れが付着しています。
その中でも塩分は厄介で、使用後に水洗いせず放置すると、結晶化した塩がパーツに入り込む”塩噛み”という状態になる事も。
泥や砂・塩分など、リール内部へ侵入すると、巻いていてもゴリ感が出てきたり、動作不良を起こしてしまうので、使用後は必ず次の工程を行うようにします。
1.ラインを止める
糸を巻き付ける部分(スプール)に付属している”ラインストッパー”を利用し、余っている釣り糸を固定します。
※ここに固定しておかないと、ハンドルを回した際スプール周辺に釣り糸が絡まる事があるので、しっかりと固定しておいてください。
2.ドラグを締める
スプールの先端に付いている、”ドラグノブ”(写真・赤矢印)を時計回りに回し、カッチリとドラグを締め込みます。
3.冷水で水洗い
冷たい水道水を掛けながら、リールのハンドルを回したり、手で各部を擦りながら水洗いします。一通り流した後は、風通しの良い日陰で陰干しして完了。
※温水を使い水洗いすると、リール内部に塗布されているグリスや油脂分が流れ出してしまうので、必ず”冷水”を使用してください。
※上記の理由と同様に、洗剤を利用するとリールに必要な油脂分も溶け出てしまうため、各部を動かしながら”水洗い”してください。
釣り竿は中性洗剤などで綺麗に洗浄
前項のリールと同様、使い終わった釣り竿も、基本的には使用後の水洗いで問題ないのですが、しっかり洗浄する場合は中性洗剤などを利用します。
※釣行毎に洗剤で洗う必要は無いかと思います。
1.スポンジと洗剤を準備
私の場合、洗剤は”バスマジックリン”を利用しています。※台所にある、食器用の中性洗剤でも大丈夫かと。
スポンジに関しては、オートバックスなどで販売されている”車の洗車用スポンジ”が、柔らかく汚れも取ってくれるのでオススメです。
※写真はお風呂用ですが。
2.ロッドを水洗い
車の洗車と同様、スポンジで擦り始める前に、流水で大きな泥や砂を洗い流し、グリップ部分にもしっかりと水分を含ませる。
3.ロッドをスポンジで洗う
洗剤を塗布したスポンジで、ロッドを擦ります。写真のような”テレスコロッド(振出し竿)”の場合、収納されている部分もきちんと引っ張り出し洗浄。
※こういった竿の場合、継ぎ目に塩が固まると収納出来なくなったりと動作不良を起こすので、各パーツを丁寧に洗ってください。
4.ガイドをスポンジで洗う
ロッドに付属している”ガイド(糸を通す輪っか)”も汚れが溜まりやすいので、スポンジを使って丁寧に洗浄してください。
※この部分に力を掛けると、ガイドの破損に繋がる事もあるので、スポンジを無理やり押し込まず、包み込むよう洗って下さい。
4.泡を洗い流す
一通り擦り終われば、流水で泡を洗い流します。
この際、リールとは違い油脂分を気にする必要が無いので、私は温水を使って流しています。※温水の方が、皮脂等の汚れも落ちる気がして…。
テレスコロッドの場合、継ぎ目や収納部分にも泡が入り込むので、各部を伸ばしながら丁寧に洗い流して下さい。
一通り洗い終われば、リールと同様に風通しの良い日陰で干します。
ルアーロッドの洗浄方法
ルアー釣りに使用するロッドも、基本的には同じように洗えば問題ないかと。
私の場合、シーズン中の釣行後は、リールをセットしたまま風呂場へ持ち込み、洗剤を使わず”冷水シャワー”で一緒に洗う。
そして、シーズン終わりや別のロッドを使うなど、しばらく出番が無くなりそうな場合、上記の通り洗剤を使って丁寧に洗っています。
一応、ずっと握りっぱなしになるリールシート部分は、洗剤を使って丁寧に洗い、少し温かめのお湯で流していますが、基本的にはテレスコロッドと同じ。
※AGSガイドはペキっと割れやすいので、丁寧に扱うのは勿論、風呂場での取り回しにも注意しています。
使い終わったルアーの洗い方
使い終わった後のルアーも、使用毎に洗っておかないと、”フック”や”スプリットリング”、ルアーの”アイ”等が早く錆びついてしまったり。
リール・ロッド・ルアーの中で、目に見えて傷んでくるのがルアーとなっており、酷い時は長時間の釣行中に、金属部分の変色が始まったり。
以前は、ロッドと同様にバスマジックリンを塗布し、水を張ったルアーケースの蓋を閉め、洗剤が馴染むようにゴソゴソ振ってましたが…。
最近は、水道水で1~2分の水流しをした後、5分ほど放置。そこから再度水流しを行い、水気を切って風通しの良い場所で陰干し。
ルアーを収納するケースも、予想以上に汚れているので、気が向いた時にメラミンスポンジなどを使い擦っています。
※ロッドを洗う際、一緒に風呂場へ持ち込み、バスマジックリンの泡で洗ってしまう事もあります。(それほど気にしなくても良いかと)
オマケ・スナップ結束後の外し方
釣りを始めたばかりの頃は、ガイドに糸を通し、ようやくスナップを結束したと思ったら、リールのベール返しを忘れていたりする事も。
また、少し横着してスナップを付けたままにしたい時などは、わざわざラインを切らなくてもガイドから抜く事が出来ます。
あまり使うことが無い手法かも知れませんが、ベール忘れの他にも、ロッドとラインが絡んでしまった場合など、一旦ガイドからラインを抜きたい時に役立ちます。
※この状態でラインストッパーに止め、リールを水洗いする事も出来ますが、ストッパーに掛かっている部分がヨレるので、あまりオススメはしません。
釣り竿とリールの洗い方・まとめ
今回は、リールとロッドの洗い方を中心に書いてみました。
一応、ロッドに関しては文中でも書いた通り、釣行毎に洗剤を付けて洗わなくても良いかと思っています。私の通常洗浄は…。
タックル一式をセットしたまま風呂場へ持ち込み、シャワーを冷水にして洗い流す。※水を掛ける前に、ドラグノブは締めてあります。
個人的に、バスマジックリンと洗車スポンジの組み合わせは気に入っており、乾いた後のロッドを触るとキュキュッと気持ちがいい!!
釣行後、帰宅したら真っ先に済ませたいのが使用道具の洗浄です。
車に積みっぱなしで忘れてしまうと、次回の釣行時にルアーが錆びていたり、リールにゴリ感が出たり、竿の継ぎ目が固まってしまったりと、不具合が起きる事も。
昔は、釣り場から車へ乗るまでの間にある、公衆トイレや公園の水道などで水洗いする事もありましたが、近年では禁止行為になっていますし、釣り人への風当たりも強いだけに、自宅に帰ってから洗うほうが無難です!!
※どうしても気になる方は、水道水を入れたペットボトルを車に積んでおき、釣行直後に流してから帰宅する手もありますが…。
兎にも角にも、トラブル無く釣りを楽しむために、釣行後の洗浄作業は大切なので、帰宅後の流れを利用し、面倒くさくなる前に済ませて下さい!!(^^ゞ
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
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