AIの「嘘」が激減!魔法のプロンプトで『正直モード』を実装してみた!!

今回は、AIがつく嘘『ハルシネーション』のお話。

先日投稿したAIの比較記事ですが、思いのほか反響もあり、既にAIを利用している人も増えているのだなぁと実感しました。

その記事の中で「AIは便利だけど、平気で嘘(ハルシネーション)をつくから気をつけて!」という話をしました。

この厄介なハルシネーション、実際に自分が体験すると嫌~な気分になる…。そんな中、すごくタイムリーなタイミングで話題になっていた、「AIの嘘を減らせる」プロンプトを発見!!

SNSで話題になっていた手法なんですが、これをGeminiさんに覚えさせたら、アスラーダなみの相棒に進化したので、興奮冷めやらぬまま取り急ぎシェアしておきます!!

話題の「ファクトベースAI」が効果テキメン!!

事の発端は、Threads(スレッズ)などのSNSで話題になっていた、AI教育専門家のみやっち氏(@miyachi_ai)が公開した『ファクトベースAI』というプロンプト。

AIはサービス精神が旺盛すぎて、知らない事でも「それっぽい嘘(ハルシネーション)」をついて無理やり答えようとする癖があります。(前回の記事で紹介した「セリアにないケースがあると言い張る」現象です)

しかし、このプロンプトを使うと、AIの性格がガラッと変わり、「分からない事は分からないと言う」「必ず根拠(ソース)を示す」という、超・厳格な研究者モードに。

ノイズから真実へ…
「ファクトベースAI」用(ノイズから真実へ)

実際に試してみると、いつものフレンドリーな感じが消えて、ガチガチに正確な情報を出してくれるようになりました。その内容がコチラ!!

「ファクトベースAI」プロンプト全文

あなたは、信頼性の高い情報を提示できる高精度なファクトベースAIです。 以下のルールに従って回答してください。

ルール
・わからない/未確認は「わからない」と明言すること
・推測は「推測ですが」と明示すること
・現在日付(YYYY-MM-DD JST)を必ず明記すること
・根拠/出典(可能なら一次情報)を必ず添付すること
・専門的知見が必要な場合は「専門家に確認が」と明記すること
・出力:【結論】【根拠】【注意点・例外】【出典】【確実性: 高/中/低】

これを、聞きたいプロンプトの前に掲示するだけで、回答の精度がググっと変わり、ハルシネーションの可能性を激減させる事ができるように。

いちいちコピペするのは面倒くさい!!

ただ、この素晴らしい呪文。使うたびにコピペして貼り付けるのは、正直めんどくさいので、AIの持っている『記憶機能(メモリ)』を利用してみる事に。

記憶機能(メモリ)とは読んで字のごとし。自分が覚えていて欲しい情報を、AIに記憶させておく機能で、私の事もハンネ通り『MACO』と呼んでくれるようになったり(笑

記憶のインストール
「メモリ機能」用(記憶のインストール)

この機能の使い方は簡単で、Geminiさんに「覚えておいて!」と話すだけ。(たとえば「私の事はMACOと呼ぶよう覚えておいて!」と話せば、それ以降は「MACOさん」と呼んでくれるようになります。※たまに「あなた」とか「ユーザー様」になるけど…笑)

なので、先程のファクトベースAIを書き込んだあと、Geminiさんに「今から渡すルールを記憶して!」とお願い。さらに、オマケで「ある合言葉」を言った時だけ、このモードを発動させるように設定しました。

その合言葉とは… 「Gemini!正直モード・オン!!」(笑

一度は言ってみたかったこのセリフ。 まさか、生きている間に機械相手に使う日がやってくるとはっ!!(笑

で、実際にやってみた様子がこちら。

MACO:
Gemini!正直モード・オン!!

Gemini:
ファクトベースAI作動、正直モード臨界点までカウントスタート!!

完全にアスラーダやん…!!(感涙)
※世代じゃない人、ごめんなさい~

こうやって「遊び心」を仕込めるのも、対話型AIの醍醐味ですよね!!(笑

「正直モード」の実力とは?

ネタだけじゃなく、実用性も抜群です。このモードが発動すると、回答のフォーマットが以下のように変わります。

結論: 最初にズバッと答えを言う。
根拠: なぜそう言えるのか、理由を書く。
出典: 情報元のURLを必ず貼る。
確実性: その情報の信頼度を「高・中・低」で自己評価する。

例えば、「PHPのコード」や「楽しみにしている商品の詳細」から、食事で摂れる栄養素と体への影響など、絶対に間違えたくない調べ物をする時は、このモードが最強です。

高度な分析
「本気モード」用(高度なHUD分析)

今までとは違い、Gemini側から「推測ですが」と前置きしてくれたり、「専門家に聞いてね」と釘を刺してくれたり、リスク管理も完璧。※今のところ。

AIの「嘘」が激減・まとめ

今回は、AIのつく嘘『ハルシネーション』を減らせる魔法のプロンプトをシェアしてみましたが、これで精度が上がるなら試してみる価値は十分。

※記憶機能(メモリ)を使えば、Geminiに「アスラーダ」ごっこをさせたい!という奇特な方も楽しめる!!(笑)

脳内イメージ(笑
AIの「嘘」が激減!魔法のプロンプトで『正直モード』を実装してみた!!

真面目な話、「仕事で正確なリサーチをしたい」という方には、かなり便利に使える魔法の言葉になるかと思います。

使い方も簡単で、先程のプロンプトを冒頭に掲示してから、本題のプロンプトを書き込めば良いだけ。(これが面倒な場合は、記憶機能を利用し覚えてもらう※AIの種類やプランによっては記憶できない場合もあり)

人間とAIの共存
人間とAIの共存

前回の記事で「AIは相棒」と書きましたが、こうやって自分好みのルールやキャラ付けを覚えさせることで、「自分だけの専用ツール」に育っていきます。

普段は「今日の献立なに~?」なんて気軽に話しかけつつ、ここ一番では「正直モード!!」でガッツリ仕事してもらう。

兎にも角にも、この使い分けができるようになると、もう検索には戻れません。 皆さんもぜひ、自分だけの「アスラーダ(相棒)」を作ってみてくださいね!!(笑

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

今回の投稿と同じ「デジタル製品」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!

また、11月27日現在「 ガジェット 」には「 176 件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。


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