屋内で炭火焼肉!台所(換気扇下)での焼き方と体験レビュー!!

屋内で炭火焼肉!台所(換気扇下)での焼き方と体験レビュー!!

今回は、自宅の台所を使った炭火焼きについて。

長男君が1歳半の頃、キャンプ場で食べたBBQの美味しさが忘れられず、何とか自宅で味わえないかと、この数年間で色々と検討してきました。

屋外で食べる開放感は勿論、炭火で焼いた際に立ち込める香りと、『外はパリっと中はジューシー』な美味しさは最高ですよね!!

そんなこんなで、自宅のキッチンで炭火を使って料理が出来ないか考えていたところ、Twitterのフォロワーさんがチャレンジしているのを発見!!

ここぞとばかりに色々とアドバイスを頂き、何度か自宅でやってみたところ問題は無く、焼き上げたお肉は絶品そのもの!!

美味しかったぁ!!

換気扇の下、コンロの上を利用した屋内の炭火焼きですが、ちょっとした工夫で随分気軽に楽しめるようになってきました。

という事で、我が家で実践している炭火焼きについて、使用している道具やセッティングのコツ、失敗談などをまとめてみようかと。同じく、屋内炭火に興味のある方の参考になれば良いなと思います。

必須アイテムはコンロ・炭・ツボの三点!!

屋内炭火で必要な物は、炭を入れて食材を焼くための『バーベキューコンロ(または七輪など)』と、使用済みの炭を入れる『火消しツボ』。強い遠赤外線と香ばしい風味で、食材を美味しく焼いてくれる『』の三点。

ご家族の人数や設備を考慮し、それぞれの道具を選べば良いと思います。

バーベキューコンロ

コールマン(Coleman) - バーベキューコンロ

バーベキューコンロは、大きさ・素材・形状など様々な物が販売されており、『バーベキューグリル』『七輪』といったキーワードで検索をすれば、複数の候補を見つけられると思います。

珪藻土をベースに作られた七輪か、アルミ・鉄素材のバーベキューコンロか悩みましたが、持ち運びが楽で水洗いもできるコンロタイプに決定。

通気性の良いメッシュボディーを採用し、ハイ、ローのポジションで使えるツーウエイグリル。

焼面が約30×45cmという事で、3~4人で楽しむには丁度良いサイズ感。

我が家の場合、四人家族で子供も小学生と幼稚園。これから、屋外でキャンプ等を楽しむ可能性もあるので、脚を脱着可能な2ウェイグリルを選びました。

脚の高さは2段階調節が可能!!
BBQコンロと脱着可能な脚

屋内炭火が中心になるので、脚の出番は少なくなりそうですが、いざという時に持っていれば安心かと思います。

※屋内炭火オンリーの場合、炭の燃焼率が高い七輪タイプを選んでも良いかも知れませんね。


火起こし・火消しつぼ

火起こし・火消しつぼ

次に、屋内炭火で一番注意が必要なのが、使用後の炭の扱い。

使用済みの木炭は、表面が消えていても中心に火種が残っており、状況によっては再加熱が始まる事もあるので、確実に火消を行う必要があります。

そこで活躍するのが、密封空間を作る事によって、酸素を無くし確実に火を消してくれる『火消しツボ』というアイテム。

説明書
火起こし・火消しつぼ説明書

こちらも、バーベキューコンロと同じく様々な商品が販売されており、今回は『火消し』と『火起こし』の両方に使える物を購入。

バーベキューの準備に、煙突効果で火おこしカンタン! バーベキュー使用後の後片付けの際に、上下のふたで密閉消化! 消化後の使用炭は、エコで再利用が可能。

この『火おこし兼用火消つぼ』というアイテム。

ネーミングの通り、使用済みの炭を入れて蓋を閉めれば『火消しツボ』として使え、炭を入れて着火すれば『火起こし』も出来る優れもの。

蓋をロックして火消し
蓋に着いているロック

火起こし時の底
火起こし時に炭を入れる底

実際に使ってみたところ、蓋をロックして放置しておけば確実に火種を消してくれますし、火起こしの際も火消しの状態から剰余分を取り出し、そのまま点火してあげれば良いだけなので本当に便利!!

素材も軽く、持ち運びも苦にならない事から、屋外のバーベキューでも大活躍してくれそうな逸品です。


炭(岩手切炭)

最後に、使用する炭について。最近ではホームセンター等で気軽に購入できる炭ですが、フォロワーさんがイチオシしている『岩手切炭』を使用しています。

公式サイト(岩手県木炭協会)を読んでみると、バーベキューや屋内炭火(炉端焼き)に最適な特徴があるように思います。

岩手木炭の特長

  • 炭素成分が多く不純物が少ないため、煙・炎・臭いが、ほとんど出ません。
  • 火付が良いため、初心者にも簡単に扱えます。
  • 火持ちが良いため、5人程度のバーベキューなら2~3kgで充分楽しめます。
  • 遠赤外線が多いため(備長炭並み)、食材が美味しく焼けます。

岩手切炭
岩手切炭

始めて屋内炭火にチャレンジした際、岩手切炭を3キロ購入しましたが、数回の屋内炭火を行っても1/3程度が新品の状態で残っています。

岩手切炭はバーベキューに最適な炭として非常に人気があります。炭素成分が多く不純物が少ないため、煙・炎・臭いが、ほとんど出ません。

火消しツボからの再利用も使えるので、3キロもあれば4~5回程度は十分もってくれそうな印象です。※我が家の場合。

食材の味に関わってくる部分ですし、火起こしが簡素化できるよう着火剤などが含まれる炭は極力使わず、岩手切炭を使うのがオススメです!!

屋内の炭火焼き失敗談&改良点

それでは、実際に屋内炭火を行った際のレビューについてですが、まずは失敗(要改善)談からリストアップしておきます。

基本的に、それほど問題になるようなトラブルは無かったものの、少しの工夫で改善される項目がチラホラと…。

ベランダBBQ

BBQコンロをベランダに設置

自宅での炭火焼きを検討していた際、真っ先に思い浮かんだのがベランダでのBBQ。

我が家の場合、ベランダ側は道路となっているので、近隣の方に迷惑を掛ける事も無いのですが…。ただ、実際に焼いた時の煙や匂いを考えると、セッティングした段階で思いとどまって良かったと思います。


新聞紙&直火での火起こし

新聞紙と炭を入れる

一応、『火おこし兼用火消しつぼ』の説明書を読んでいると、火起こしの際は丸めた新聞紙を底に置き着火とあったので、その通りにチャレンジしてみましたが…。

新聞紙に着火
新聞紙に着火

一気に火が回ってくれるものの、炭の火を起こせるほど持続力が無く、燃え尽きた新聞紙が灰になり飛び出してくるので、部屋が汚れる可能性も。

更には…
炭にコンロの火を当てる

直火でもチャレンジしたところ、パチンっ!と炭が爆ぜ飛び散ります。

今のところ、屋内炭火で使用する火起こしに関しては、次項で説明する方法が一番確実で安全だと思います。


煙の吸い込み

BBQコンロと火起こし

バーベキューコンロを換気扇の下に置き、写真のようなセッティングで火起こし&屋内炭火を行ってみたものの…。

換気扇で吸い取りきれない煙が、少しだけ室内へ回っていたので、吸気部分を工夫する必要があるかと思います。


バーベキューコンロの下

炭火焼きが終わったコンロの上

コンロの上にバーベキューコンロを設置し、屋内炭火を楽しんだ後の写真。

少しだけではありますが、焼いている最中に爆ぜた炭や灰が飛び散り、拭き取り掃除も手間が掛かる…。※この件も次項で解決してあります。

屋内の炭火焼きのセッティングと流れ

それでは、現時点で個人的にベストだと思っているセッティングについてご紹介。

※一応、我が家の場合をベースに書いてみますが、それぞれのご家庭(台所の設備)に応じて、適宜調整して頂ければと思います。

1.ペーパータオルで換気扇を延長

ペーパータオルで換気扇を延長

換気扇で吸いこぼした煙が室内に回る問題は、ペーパータオル等で換気扇を覆い、フードの高さを下げてあげる事で解決しました。

これにより、バーベキューコンロと換気扇の間が短くなり、瞬間的に吸いこぼした煙をダクト内に収め、室内に漏れるのを防ぐ事が出来ます。

※今回はペーパータオルを使用しましたが、本来であればコンロ用のアルミガードのような素材を使った方が安全です。


2.弱火で火起こし

弱火で火起こし

次に、炭に火を入れていく火起こしですが、強い火を当てると炭が爆ぜるという事なので、火起こしツボに炭を入れ、ガスコンロの弱火でじっくりと行う。

こんな感じ!!
じわっと赤くなってくる炭

温感センサーが作動し、ちょくちょくガス火が消えてしまうものの、弱火で当てた場合「パチンっ!」と爆ぜる事無く、じんわり赤くなっていきます。

前回から残っている炭は早く火が入るので、それらをベースに新しく追加した岩手切炭に火を入れる。※炭の火力や持続性の良い組み方は研究中です。

バーベキューコンロへ
炭が赤くなれば準備オッケー

また、ウチワやサーキュレーターを利用し、灰が舞い上がらない程度の弱い力で送風すると、火の回りが早く(火力も強く)なります。

一応、各火力や新聞紙・ガスバーナーなどを使い火起こしにチャレンジしてみましたが、弱火を使う手法が一番汚れは少なく済みました。


3.汚れ防止板を使用

換気扇下のセッティング

使用するバーベキューコンロによっては、前項の失敗談でも書いたように、灰や炭が飛び散りガスコンロを汚してしまう。

なので、ホームセンターで販売されている板(上記写真・茶色)を購入し、バーベキューコンロの下に敷くと、ガスコンロも汚れず後片付けが楽になります!!


4.確実に火消しを行う

使用済みの炭は火消しつぼへ

屋内炭火で料理を楽しんだ後は、火消しツボを使って確実に消火しておく。

使い方は簡単で、バーベキューコンロにある炭を全てツボの中へ移し、密封状態にして置いておくだけ。※ツボも熱くなるので、コンクリートの上などに置く。

数時間経って、ツボの熱が冷めていればオッケー。そのまま安全な場所に保管し、次回の屋内炭火で再利用します。

換気扇下の炭火焼きで美味しい焼肉&焼き鳥

屋内炭火を楽しむ場合、前項のような流れで楽しんでいますが、焼いていく食材は家族それぞれの希望に合わせて好きな物を。

基本的に、バーベキューで食べるような食材から魚の切り身まで、何でも美味しく焼き上げる事ができます!!

長男君が串打ち
長男君が焼き鳥の串打ち

屋内炭火を楽しむ日は、小学校から帰ってきた長男君が串打ちを行い、家族の焼き鳥を準備してくれます。※地味に時間が掛かるので助かる!!

焼き鳥!!
美味しそうな焼き鳥の煙

お肉!!
炭火で焼いたお肉

鶏肉や牛肉といった、お肉の脂が炭に落ちた瞬間の『ジュっ!!』という音と煙、周囲に広がる香りがたまりませんね!!

コーンや野菜も!!
コーンも焼き色が付くまで焼く

デネブ!椎茸っ!!
椎茸や野菜も焼きます

砂糖醤油を塗ったコーンを焼けば、一瞬にして屋台の匂いへ早変わり!!

練り物が好きな次男君は、お気に入りの平天なんかも焼いて、美味しそうに食べていました。炭火で焼くと、何でも美味しくなります!!

タッチ交代!!
長男君が焼き物係

炉端焼き兄弟!!
次男君はうちわで炭火の調整係

今までは、皆の分を焼きつつ合間につまむ程度しか出来ませんでしたが、早く食べ終わった子供達に任せ、隣でパイプ椅子に座ってモグモグタイム。

長男君は火の入りを判断しながら、焼けたお肉をお皿に入れてくれますし、次男君はウチワを持って火加減の調整係。このパターン、最高です!!

台所(換気扇下)での焼き方と体験レビュー!まとめ

今回は、長年の夢だった屋内炭火について書いてみました。実際に焼いた食材を食べてみると、パリッとジューシー。更には、炭火の美味しさにウットリ!!

一方、気になる煙や近隣への匂いの問題ですが、小まめに屋外へ出て確認したところ、排気口からは煙も殆ど出ておらず、匂いも気にならない。

その要因は…
岩手切炭の中身

やはり、岩手切炭を使っているのが大きいかと。

炭火で焼いている最中、脂が落ちれば煙が昇るものの、ス~っと引いてくれるので不要な煙が出ない。そして、燃焼剤等の嫌な臭いも皆無。

換気扇をキッチンペーパーで囲ってからは、部屋の中も臭いが残らず、全窓開放の空気の入れ替えは必要無し。

メチャうま!!
焼き鳥・焼肉共に美味しそうな煙

これだけ煙が出ても、サッと消えていくので安心!!

ここ何年も「自宅で炭火を使うには」をテーマに考えていましたが、アドバイスをもらいつつ思い切ってチャレンジしてみて本当に良かったです!!

今回の方法であれば、近隣へ迷惑を掛ける事も無く、準備・後片付けも手早く出来ますし、そして何より美味しいっ!!同じテーマを抱えている方、宜しければ参考にしてみて下さいっ!!

※屋内で炭火を使うので、空気の循環や換気、使用中・使用後の火の取り扱いには注意して下さい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

今回の投稿と同じ「グルメ」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!

また、11月27日現在「ライフ」には「 98件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。


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コメント
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  1. がーくん より:

    屋内で使うテクではないですが、丸めた新聞ではなく、ねじって棒状にした新聞を使うとかなり火持ちが良くなって、着火しやすくなりますよ〜。

    • MACO MACO より:

      毎度です!!(^^ゞ

      耳より情報、ありがとうございます!!
      屋外バーベキューの時は、是非使わせて頂きますっ!!(^^)/

      ※後は、火を入れた炭の組み方が課題ですわ~。良い感じで火が入ったと思い、適当にバーベキューコンロへ敷いてると、いつの間にか消えてたり…。(または火力が弱かったり)

      今度会った時、コツを教えて下さい~!!
      (もしくはがーくん水産での特集希望!!(*‘∀‘))

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