シーバス釣り・ベイトの集まる場所やタイミング

シーバス釣り・ベイトの集まる場所やタイミング

今回は、シーバス釣りに欠かせないベイトについて。

シーバスの餌となる小魚や生物を総称して『ベイト』と呼び、釣果を出すためにも重要な要素になってきます。

季節によって捕食対象が変わり、季節ごとに起きる偏食はシーズナルパターンと呼ばれ、その時期に合わせた釣り方を選ぶのも大切。

初夏から秋はカタクチイワシ
カタクチイワシの群れ

タイミングが合うと、こういったベイトの塊を見る事もでき、これらのベイトを食べるために集まるシーバスを釣る。

基本的な要素ですが、シーバスを釣るためのヒントが詰まっているので、今回はシーバスに捕食される『ベイト』について書いてみたいと思います!!

ベイトが集まる仕組みと時間

まず最初に、釣果を左右するベイトに関してですが、これは食物連鎖の流れで簡単に理解する事が出来ます。

端的に書くと、水中の細かな植物や微生物を食べるため、アミやプランクトンといった浮遊生物が集まり、更にそれらを食べるためにイナッコやイワシが集まり、そこへシーバスがやってくる。

連鎖の始まりとなる珪藻などは、細胞分裂を繰り返しながら光合成を行うため、光を得られると酸素を供給し始め、それらを求めてアミ等が集まって来る…。

海の食物連鎖イメージ図
海の食物連鎖イメージ図

釣りをしていると「朝マズメは釣れる」というワードを耳にしますが、これも食物連鎖がチラホラと関わっていたり…。

朝日が差し込む事により、最下層の植物プランクトンが光合成を始め、その酸素や養分を目的に動物プランクトンが集まる。更に、動物プランクトンを食べようと小魚が集まり、その動きに合わせて活性化したシーバスが動き始める。

これが「朝マズメ」のカラクリで、太陽の光が出てくる事によって、植物プランクトンから始まる連鎖が活性化する。釣果を伸ばすには、重要なシステムですよね。

ベイトが溜まりやすい場所について

前項で、食物連鎖の最下層『植物プランクトン』について触れましたが、植物・動物を含めたプランクトンが集まれば、それらを主食とするベイトも溜まりやすくなる。

では、どういった所にプランクトンが発生するかと言うと、やはり窒素やリンなど植物プランクトンの養分が溶け込んでいるエリアになるかと。

その代表とも言えるのが、海へと流れ込む河川で、例えば地元阪神間を眺めてみると、多くの河川が流入している事に気が付きます。

阪神間の河川
阪神間の河川のイメージ図

実際には、もっと複雑な構造になっていると思いますが、青色矢印が海への流入河川、オレンジ色の破線が河川から流れ込む栄養素が溜まる中エリア、赤色の破線が中エリアの外側にある大エリアといったイメージ図です。

こうしてイメージしてみると、阪神間のシーバスアングラーさんがベイトを追って注目するエリアは、流入河川の河口周辺にある中エリアに集まっています。

その事からも、イワシやサヨリといったベイトが溜まるスポットは、食物連鎖の下層にあたる植物プランクトンが一定量ストックされる場所という事に。

更に、ここからは私の中のイメージですが、一口に流入河川といっても、河口エリアの形状や地形によって、その河川の水が溜まりやすい場所と、大エリアの海へと抜けやすい場所があり、ここにベイトの『足』の秘密があると考えています。

秋のサヨリボイル!!
サヨリボイル

釣りをしていると多くの人が経験のある「昨日は良かったのに…」というセリフ。前日はベイトがギッチリ入っており、一晩中ボイルが止まらない状態でも、翌日に来るとシーンと静まり返り、昨日の状況が噓のようになる。

これは様々な原因が考えられますが、その一つとして植物プランクトンのストックが挙げられると思っていたり。

例えば、流れてきた河川の水が、スパッと大エリアに抜けてしまうような河口の形状と、ワンクッション置いて滞留するような形状では、そのエリアの植物プランクトン量に差が出るため、後者の方がベイトが一度入ると抜けにくい。

要は、栄養分を持った水を如何にストックできるかによって、ベイトの足の速さが決まる部分もあるかと。ただ、こういった場所はメリットばかりでは無く…。

気候や条件によっては…
赤潮

異常発生したプランクトンが大量に酸素を消費し、水中の酸素濃度が下がったり魚のエラに障害をきたす『赤潮』という現象が起きる可能性も。

赤潮になると酸素量が激減し、魚の活性が下がったり・大量に死んでしまう事もあるので、釣行には致命的。※同じく異常発生したプランクトンの死骸により、硫化水素が発生する『青潮』という現象もあります。

こういった現象が起きている場合は、逆にスパッと大エリアに抜けてしまうような河口の形状で無いと釣りにならなかったりもするので、その時々の状況を判断しながら、ベイトの集まる場所を予測する工夫が必要かと。

ベイトの情報を集める

では、そういったベイト情報を如何に仕入れるかですが、一番ベストなのは釣り友達からリアルタイムに教えてもらう事。

釣行に出ている友人が、「かなりベイト入ってボイルしてる」など、ベイト情報を教えてくれる事があり、情報の信頼度・鮮度としては抜群。ただ、数分で到着できなければ終わってしまうケースや、翌日には別物になっている事も…。

更には、そういった友人も居なければ、自分で見つけて(予想して)釣行したい人も居るので、私が実践しているのは近隣の釣果情報を調べる作業。

鳴尾浜臨海公園(釣果情報)
鳴尾浜臨海公園(釣果情報)
出典 :『©鳴尾浜臨海公園

例えば、西宮近隣であれば『鳴尾浜海釣り公園』の釣果情報や、近隣のブロガーさんや釣り具屋サイトに掲載されている釣果を調べ、イワシやサッパ・サヨリ・ハゼなど、シーバスのベイトになり得る魚種をチェックする。

それらの情報を参考にして、持って行くルアーや時間帯・釣り場を決めて、後は実際に数ヶ所回って釣りをしてみる。

何年か釣りをしていると、「この時期には〇〇エリアで〇〇が入ってくる頃だなぁ」と、ある程度のセオリーが掴めてくるので、近隣の釣果情報をもとに、ベイトの種類や溜まっている場所を予想して釣行計画を立てます。

当日の風向きを調べる

その他の補助的要因として、当日の気温や天気といった自然的要素を加味すると、ベイトを探す精度も上がります。その中で、重視したいのが風向き。

ベイトとされる小魚の遊泳力は弱く、風によって押し流されるように溜まるケースも有るので、当日の風向きや風速を確認し、風の当たっている面(強風の場合は風裏と呼ばれる風の当たらない面)を釣り場の候補に入れておく。

Windy
windy

最近は、スマホのアプリで気軽に調べられるようになり、本当に便利になりました。私が使っているのは『Windy』というツールで、風向きが矢印で表示され視認性が高いのでイメージしやすいです。

近年の釣行は、行ける時に近い場所へ釣りに行くスタイルなので、あれやこれやと調べず出たとこ勝負ですが、ベイトの移動を意識するなら、こういった自然条件も含めて考えると、予想の精度が高くなるかと思います。

ベイトの集まる場所やタイミング・まとめ

今回は、シーバスの餌となるベイトについて書いてみましたが、シーバスの捕食行動に合わせると釣りやすいですし、釣行エリアも絞り込みやすくなる。

文中でも書いた通り、ただ漠然とベイトが行ったり来たりしている訳では無く、食物連鎖の土台があってからこそなので、日ごろから地図を眺めたり実際に出掛け、栄養の溜まりやすい場所を探して手札に入れておくのが大切。

カタクチイワシ
カタクチイワシ

シーバスの大好物でもあるカタクチイワシも、数週間回ってくる事もあれば、数日で居なくなってしまう事もあったり。

こういったベイトに着いているシーバスは、捕食に対する活性も上がっているので、釣果を上げるのであれば欠かせない要素になります。

秋のサヨリ
秋のサヨリパターン

ベイトの濃いエリアに当たれば、ルアーを巻いてくるだけでフックに掛かったりするので、どういったベイトが溜まっているのか分かりますが、その時に居るベイトを確認するのも重要な作業。

実際に投げているルアーが大きくズレていないか、またシーズナルパターンとして記憶の片隅にも留めておけるので、翌年の参考にする事ができます。

兎にも角にも、シーバスの釣果を上げるには、ベイト着きを狙うのが手っ取り早いので、食物連鎖や自然現象を踏まえベイトの居場所を予想すると、釣りに行く楽しみが倍増しますよ!!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

今回の投稿と同じ「テクニック」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!



また、10月20日現在「シーバス釣り」には「114件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。

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