【実録】Windows11アップグレードが99%で停止!ライセンス条項エラーの原因と直し方!!
今回は、Windows11へのアップグレードについて。
二年ほど前、10年選手だった自作PCの調子が悪くなり、思い切って中身を総入れ替えした際、WIN11にも対応出来る構成で組み上げていました。
WIN11へアップグレードする場合、使用パーツは適合条件を満たしているので、あとはBIOSの設定を変更するだけで使えるのは確認済み。
ただ、長男君が使っているWIN11を少し触ってみると、違和感がすごかったのでアップグレードは保留。当面の間はWIN10を使っていたものの、いよいよサポート終了という事で年貢の納め時。
重い腰をあげてWIN11へのアップグレードを行ってみたものの、インストールが99%で停止。更には「ライセンス条項エラー」で先に進めませんでしたが、まず常駐セキュリティを停止して(例:ウイルス対策ソフトを一時停止)、外付けUSBをすべて抜いてから再実行にて無事成功。
それでは、私が実際に遭遇した「ライセンス条項エラー」とその解決手順を、スクリーンショット付きで詳しくまとめておきます。
Windows 11アップグレード準備:BIOS設定を完璧に!
まず、WIN11へアップグレード出来るよう、SSDまたはHDDがMBRの場合はGPTへの変換が必要。その後に、BIOSの設定を変更します。
※Microsoft『MBR2GPT.EXE』を利用すれば、ディスク上のデータを変更または削除することなく、ディスクをマスターブートレコード(MBR)からGUIDパーティションテーブル(GPT)パーティションスタイルに変換できます。
BIOSの設定では、PCのセキュリティを強化するための専用チップ、または機能である『TPM(Trusted Platform Module)2.0』を有効化。
そして、PCの起動時に「信頼できるOSだけを起動させる」ためのセキュリティ機能を“Secure Boot(セキュアブート)”をONに変更。(Windows 11 の仕様、機能、およびコンピューターの要件を確認する)
あとは、PCの起動方式を“旧式のBIOS(レガシー)”から“UEFI(最新方式)”に切り替えるため、UEFIに変更しておきます。
BIOS設定の準備手順
① BIOS画面に入る
→ PC起動時に「Delキー」または「F2キー」を連打
→ BIOS(UEFI)設定画面が表示される
② TPM 2.0(セキュリティチップ)を有効化
→ [Advanced] → [PCH-FW Configuration]
→ 「PTT」または「AMD fTPM」などの項目を「Enabled」に設定
※メーカーによって表記が異なる場合あり
③ Secure Boot(セキュアブート)を有効化
→ [Boot] → [Secure Boot] → 「Enabled」に設定
→ OS Typeを「Windows UEFI mode」に変更
※必要に応じて「Install Default Secure Boot Keys」を実行
④ ブートモードをUEFIに変更
→ [Boot] → Boot Mode → 「UEFI」または「UEFI Only」に設定
※LegacyモードはWindows 11非対応
⑤ 設定を保存して再起動
→ F10キーを押して「Save & Exit」
※PCが再起動し、設定が反映される。
無事、WIN11へアップグレードする準備が整いました!!
ネットで調べていた内容と表記が違う部分も有り、写メを撮影しながら指示を仰ぎ無事成功。今回もGeminiさんとCopilotさんが大活躍でした!!
※今回はWindowsの事なので、基本的な部分はCopilotさんに質問しつつ、「ん?」っと思った事をGeminiさんに確認する。大事な設定の時は、両方に聞いてダブルチェックする。といった方法でスムーズに流れました。
インストール開始 → 99%で停止
Microsoft公式サイトから、インストールツールを取得し、一般的なソフトと同じくexeインストーラーをクリック。後は、インストールが完了するのを待つだけ。
のはずが…。
インストール開始後は調子よく進んだものの、進行状況が「99%」で停止したまま動かず…。まる一日経っても変化が無いので、両AIさんに指示を仰ぎ、HDDのアクセスランプが消えている事を確認してから電源を強制オフ。
お!WIN11になった?!
と思ったものの、流れにそってインストールを進めて行くと…。
この画面で『承認する』をクリックした直後、なぜかWIN10の画面へ逆戻り。
これはオカシイと嫌な雰囲気が漂いますが、唯一の救いは今まで通りWIN10が動作し、アップグレード作業によるダメージが感じられなかった事。
【実録】「ライセンス条項」エラー発生!まず試すべき解決策は?
設定画面でバージョン確認すると、WIN10のまま変わっておらず、やはりWIN11へのアップグレードは失敗している模様。
Windows Updateから確認すると、ライセンス条項の表示で「同意してインストール」がグレーアウトしており、アップグレード失敗を認識。
さて、どうするかと両AIに相談したところ、Geminiさんは「アップグレード失敗のダメージも考慮してクリーンインストール」、Copilotさんは「セキュリティソフト停止&USB機器を外して再チャレンジ」との提案。
さすがにクリーンインストールは絶対に避けたい。という事で、Copilotさんの案を採用してみる事に。
セキュリティソフトとUSB機器が原因
十数年前は、何かしらのソフトをインストールする場合、セキュリティソフトを停止するのはワンセットだったけど、最近はこの作業を忘れていた…。
という事で、常駐させていたセキュリティソフト停止し、PCに接続していたUSB機器(キーボードとマウス以外)を外し、インストーラーをクリックして再チャレンジ。
半日後にモニターを確認してみると、何やら工程が進んでいるような表示が出ており、そのまま流れにそって初期設定を進めて行くと…。
無事、WIN11へのアップグレードが完了!!
セキュリティソフトを停止する理由
● インストールツールやセットアップファイルを「不審な動作」と誤認してブロックする可能性がある
● ファイルの展開・書き込み・再起動処理などに干渉して失敗するケースがある
● 特にリアルタイム保護やファイアウォール機能が強いソフトほど、インストール中の動作を制限しがち
USB機器を外す理由
● 外付けHDDやUSBメモリなどがインストール先として誤認されることがある
● 一部のUSB機器がドライバの読み込みや起動順に干渉する
● プリンタ・Webカメラ・ゲームパッドなどが不要な初期設定や再起動を誘発することも
セキュリティソフト停止&USB機器を外すだけで、スムーズに進むとは…。ミレニアム前に戻った気分ですが、大事な工程でしたね。
重要!「更新を7日間一時停止」で解決する場合も!!
今回は、「セキュリティソフト停止&USB機器を外す」事でアップグレードに成功しましたが、失敗した時に備え代替案を探していたところ、下記の手順で「ライセンス条項エラー」を解決できるという手法も見つけました。
更新を7日間一時停止する実行手順
① Windows Updateの画面を開く。
②「更新を7日間一時停止」をクリックする。
③ すぐに「更新の再開」をクリックする。
④ PCを再起動し、再度Windows Updateを確認する。
これは、「更新を7日間一時停止」をクリックする事により、現在処理待ちになっている更新プログラムのキューがリセットされ、その後すぐに「更新の再開」をクリックすることで、Windows Updateが最新の状態を再確認し、クリーンな状態でアップグレードプロセスを再開できる可能性があるという手法。
99%で止まる/ライセンス条項で戻る時の追加チェック
● Windows Update の保留更新が残っていないか確認(保留の更新がライセンス同意をブロックすることがある)。
● インストーラーのイメージが破損している場合、ISOから実行するのが有効。公式フォーラムでもISOで回避した例あり。
● Installation Assistant や Update Assistant が 99% で止まる事例の対処(サービスの再起動・メディアフォルダから直接実行等)は公式Q&Aに類似ケースあり。
今回は「セキュリティソフト停止&USB機器を外す」で成功したので、上記の方法を試していませんが、この方法の方が簡単なので、コチラを試してからUSBを外す方が圧倒的に楽ですね。※一応、外して置くのが無難ですけど。
トラブル回避のポイントまとめ
今回は、WIN10のサポート終了に伴い、11へのアップグレードを行ってみました。(WIN10が出た頃は、コレ以降新しいWindowsは出ないって話しだったと思うけど…)
まぁ、スムーズには行かないだろうと思っていたところ、「ライセンス条項エラー」で躓き、やはりなといった感じでしたが、案外簡単に脱出できたので良しとしましょう。
タスクバーが異様に大きく感じたので、アイコンサイズを「小」に設定。タスクボタンを「常に結合、ラベルを非表示」に変更で現在は落ち着いています。※センター寄せは案外気にならない。
Windows11へアップグレードするトラブル回避
● BIOS設定は「TPM 2.0」「Secure Boot」「UEFIモード」が必須
● USB機器はインストール前に外しておくと安全(認識ミスやドライバ干渉の原因になることがある)
● セキュリティソフトは一時停止が吉(インストールツールとの競合を防ぐ)
● ライセンス条項エラーは「更新を7日間一時停止」から試してみる
といったところかと。
今回も、GeminiさんとCopilotさんに助けてもらいつつ、無事に作業を終える事ができました。ビックリするくらいポンコツ回答もありますが、状況を詳しく書き込めばソコソコの精度で答えてくれるので便利。
兎にも角にも、これにて職場PCは一件落着。後は、スペック的に対応していない自宅のノートPCをどうするか…(^_^;)
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