休校中の過ごし方・探検地図を書くと楽しみながら学べる!
今回は、休校中の過ごし方について。
現在、世界を巻き込み、コロナウィルスとの戦いが続いています。そんな中、私達の兵庫県にも緊急事態宣言が発令され、小学校・幼稚園共に休校が延長されました。
いくら注意を払ってるとは言え、三密の条件が揃いやすい状況(教室)を回避でき、親としてはホッと一安心しているところですが…。
臨時休業
■市立学校園の臨時休業等について■
新型コロナウイルス感染症拡大防止のために市立学校園を以下のとおり、臨時休業します。
①小・中・義務教育学校・特別支援学校は、4/8~5/6
②高等学校は、4/9~4/19
③幼稚園は、4/11~5/6— 兵庫県西宮市役所 (@nishinomiya_shi) April 6, 2020
今度は、自宅での過ごし方に課題が…。
一応、ゲーム(時間制限付き)が解放されるのは、家の片付けや掃除といったお手伝いを済ませ、学校や塾・習い事の課題を終わらせてからと決めているのですが、それらが終わるとSwitchとYouTubeのヘビーローテーションで…。
極力、自宅で過ごせるようにと考えているものの、さすがにマズイと思いまして…。そこで、何気に提案してみた『地図書き』がハマったようで。
休校・休園で時間と体力を持て余した子供達が、楽しみながら学べる良いアイデアだと思ったので、低学年向けではございますがシェアしておこうかと。
休校と子供達の状態について
まず最初に、休校になってから気付いた子供達の変化として、就寝時間が遅くなった事が挙げられるかと。普段から遅い方ですが、休校以来0時を過ぎても起きている事が殆ど。※布団に入って目をつぶっていても、眠くならないらしい…。
確かに、夏休みも就寝時間が遅くなる傾向がありますが、体力が消費されず余っているのか、屋内中心の生活が影響しているのか、とにかく寝ない…。
一応、家の周りの掃き掃除や散歩など、一日に一度は屋外へ出て太陽を浴びるよう気を付けてはいるものの…。やはり、もう少し体力を削らないと…。
基本的に、屋外・屋内どちらでもオッケーな子供達なので、家に居すぎてストレスが溜まるという事は無さそう…。就寝時間が遅くなった以外は、兄弟でドタバタ暴れまわる通常営業といった感じ。
地図の名人「たんけん ぼくのまち」のチョーさんに学ぶ!!
就寝時間が遅くなった原因の一つに、モニター(テレビやスマホ画面)の注視・見過ぎも関連してそうな気がしたので、アナログ的な遊びが出来ないものかと提案したのが自宅周辺の地図を書く事。
子供達と一緒に、良く行くスーパーや近所の自販機までの地図を書いてみると、かなり食いつきが良く、1時間ほど夢中で書き込んでいました。そこで…。
地図と言えば、この『たんけんぼくのまち』しかないっ!!
私達が小学生の頃、教育テレビにて社会の番組として放送されていた番組で、主人公のチョーさんが個人商店の店主になるため、町の人々と触れ合いながら地域社会の仕組みを説明する。
たんけんぼくのまち
涙が出そうなくらい懐かしいOPですが、番組の中でチョーさんが訪れた場所をイラスト付きの地図にまとめる『たんけん地図』は永遠の憧れ。
何度、「こんなふうに地図を書きたいなぁ」と思った事か…。
という事で、百聞は一見に如かず。地図を書くなら、地図の達人が書く『たんけん地図』を見せてあげようと思い、まずはDVD鑑賞から始める事に。
昭和な画質でしたが、子供達も興味を惹かれたようで、チョーさんの『たんけん地図』を見て「凄いっ!」を連発。
やはり、あの地図は時代を超越して、小学生の心を惹きつける何かがありますね。
一通り見終わった後、「どこかで知ってる気がするんだけど…」と不思議がっていたので、そろそろ時効だろうと思い「君たちが小さな頃から聞いてるワンワンの声だよ~」とネタバラししておきました。
※他にも、ワンピースの『ブルック』の声優を務めたりと活躍されるチョーさん。今後も元気で楽しませて欲しいです!!
その後、OPの歌を覚えるほど繰り返しDVDを見て、何となく地図の書き方をマスターした子供達を連れ、早速近所の探検からスタート!!
目的地までの目印や起こった出来事を書き留める!!
記念すべき初回の探検は、『たんけん地図』を書くためのスケッチブックと水性ペンを、徒歩圏内の百均へ買いに行く道のりに決定。
一緒に歩きながら、目印になりそうな建物や自分たちの知っているお店などを覚えながら、地図を書くためのスケッチブック(大)とメモ用の小さなスケッチブック、水性ペンを購入して帰路へ。
帰宅の途中、近所の公園には誰も居なかったので、しばらくの間兄弟で鬼ごっこ。
ゲームやYouTubeを見ながら、「外に行くの面倒くさい~」とゴネるものの、一旦屋外へ連れ出すと楽しそうに走り回って遊ぶんですよね~。
そして、帰宅後は黙々と自分達の『たんけん地図』を書きながら、1~2時間で完成したのが複数枚の画用紙を使った地図。
小学二年生と年中の子供達が書いた作品ですが、ショップまでの道のりや、帰宅時に公園で遊んだ事が記されており、初めての『たんけん地図』にしては上々の出来かと。※まぁ、絵心は無いのですが…(^^;
こうして地図を書いても、実際は忘れてしまう部分の方が多いのかもしれませんが、通学途中で災害(地震など)に遭遇した際、危険な通りや待ち合わせ場所を意識させる事が出来るので、自宅周辺の地図を覚えておいて損は無いかと。
徐々に行動範囲を広げて行く
その後も地図を書き続け、徒歩圏内の自宅周辺は大まかに書けたとの事なので、天気の良い日は自転車に乗って、運動がてらポタリングする事も。
自転車の時も要領は同じで、目印になる建物や起こった出来事をメモし、帰宅後にスケッチブックへ書き込み『たんけん地図』を作る。
一応、屋外ではありますがマスクは着用し、人通りの多い所や裏路地を避け、人が少なく風の抜けるオープンエリアを選んで出掛けています。
ランドマークとなる周辺で説明をし、後の『たんけん地図』の目印に。
一通り走った後は、オープンスペースを見つけ水分補給。その際、小さなスケッチブックを取り出し、発見した事や目印のメモを書き込んでいたり。
また、人が居ない公園や広場があれば、休憩がてら思いっきり遊ばせたり。
最近は、河川敷での石集め(本当はシーグラスを探している)もブームらしく、サイクリングロードを通る時は黙々と石を探していたり。
新しい自転車を買った事も有り、往復20キロほどの距離を走る日も。さすがに疲れるのか、こういった冒険に出た日は布団に入ってバタンキュー。
普段の生活に比べると、圧倒的に屋内で過ごす時間が増えているので、こうしてガス抜きをしながら、楽しく近隣の地理を覚えるのも健全かと思います。
休校中の過ごし方・探検地図!まとめ
今回は、休校中の過ごし方として、近隣の地図を書く事にチャレンジさせてみましたが、予想外に『地図』はツボだったらしく、納得するまで飽きずに書いています。
この方法であれば、屋外で適度な運動も出来ますし、子供達の土地勘を養ったり、災害時の避難経路を覚えたり、自分の中で目印を見つけ方向感覚も鍛えられたりと、メリットの方が多いかと。※しかも、費用は殆ど掛かりません!(笑
ちなみに、今回子供達に見せたのは、『たんけんぼくのまち』初回エピソードを含む4話と、2009年に『もう一度見たい教育テレビ』で放送されたエピソードも収録されているDVDです。
この番組は、小学三年生が対象だったので、新三年生になる長男君にはピッタリ。
実は、教育テレビの中で一番好きな番組で、学校を休んだ日に放送があると嬉しかったり。※その次は『さわやか三組』が好きでした。
当時のヒーローが、子供達も見ていたワンワンを演じていたり、自分の大好きだった昭和の番組を、当時の自分と同い年になった息子が令和の時代に見ていたり…。本当に、不思議な感覚になりますね。
チョーさん
休校中とは言え、自宅に籠って一日中モニターの前に居るより、自分の足や目で色んな発見をして、それらを書き起こして地図にする。
高学年になると通用しないのかもしれませんが、体力を使って頭も使う『たんけん地図』の作成。個人的には、かなりオススメです!!
※日本赤十字社の『感染症流行期にこころの健康を保つために』(PDF)でも、運動や絵を書く事でリラックス効果を得ると紹介されています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
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