シーバス釣りの夏パターンと攻略法!!

シーバス釣りの夏パターンと攻略法!!

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今回は、真夏のシーバス釣りについて。

暴力的な日差しが照りつけ、うだるような暑さが続く夏場は、魚にとっても釣り人にとっても厳しい季節となります。

正直なところ、シーバスが体力の回復を狙うバチシーズンや、ベイトが接岸しやすくなる初夏、越冬へ向けての荒食いが始まる秋などは、それほどシビアに考えず「ルアーを投げていれば釣れてしまう」事もありますが、オフシーズンに釣るには工夫が必要かと。

真夏の空
真夏の空

要は、比較的条件の整いやすいハイシーズンとは逆の、外に出るのも嫌になるような暑い(7月~8月)季節と、一瞬で凍えてしまいそうな2月の寒い時期。

今回は、汗が吹き出すような真夏に焦点を当てて、夏のシーバス釣りに対する狙い所や要点といった、ポイントを絞り込むための項目をリストアップしつつ、真夏のシーバス釣りについて簡単にまとめてみたいと思います。

夏に苦戦する原因は高水温からの溶存酸素不足!!

猛暑日が続くようになると、屋外に出ただけで汗が吹き出します。その延長線上で、我々と同様「真夏になると水温が高くなり、魚の活性が下がるのでシーバスが釣れなくなる」といった具合に、漠然とイメージされている方が多いかと。

そのイメージの根本として、最も重要になってくるのが、水中に溶け込んでいる酸素「溶存酸素」の存在と特徴。

魚達は水中で生活しているものの、水に溶け込んだ酸素を取り込み生命を維持しています。その酸素量が少なくなると、我々と同様に苦しくなって死んでしまう。

その為、魚達にとって重要な要素となる、水中の酸素量(溶存酸素)ですが、水が抱え込める酸素の量は、水温と密接な関係があります。

イメージ図
高水温と水中の溶存酸素

水中の酸素量は常に一定な訳では無く、低い水温には溶け込みやすく、高い水温では水中酸素の残量が少なくなる。

高水温の場合水中に酸素が留まる事が出来ず、水中に溶け込んでいる酸素「溶存酸素」が少なくなってしまう。一方で、水温が上がると微生物等が活性化し、酸素の消費量が増えるので酸欠を加速させてしまう。

適切な水温の場合飽和状態に近い溶存酸素を抱え込んでいるので、生態系のバランスが崩れにくく、植物・微生物・ベイト・シーバス等が安定して定位できるようになる。

レトルトパウチなどをイメージして頂ければ分かりやすいかと思いますが、高温で加熱する事により、殺菌しながら空気を追い出す事ができる。夏場の溶存酸素に関しても、原理としては似たような感じですね。

温かい水は表層に溜まります!!

前項で、水温が高くなると「暑くて魚が動けない」というよりも、水中の「溶存酸素」が不足するので、生物にとって過酷な環境になるという部分に触れましたが、同じ場所・同じエリアであっても、水温に違いが出るポイントがあります。

その一例として挙げられるのが、夏の釣りでは定番の人気スポットとなる、沖堤防や埋立地といった「水深」のある釣り場です。

イメージ図
温かい水は上層に溜まる

真冬のお風呂をイメージして頂ければ分かりやすいのですが、お風呂を沸かしている際、熱いお湯は上部に溜まり、底の方は冷たい水なんていう事もしばしば。

お風呂の水もエアコンの空気も同様、温かい物が上層に溜まる性質を持っているので、水深のある釣り場でも、熱せられた温かい水は表層に溜まり、ボトム付近は比較的安定した水温になっている事もあります。

沖堤防や水深のあるポイントの特徴!!

そうなってくると、同じ立ち位置でもシビアになってくるのが「レンジ」の問題。一般的な感覚として、やる気のあるシーバスは水面を意識し、「表層を通せば食ってくる」といったイメージですが、真夏の釣りでは横よりも縦のサーチが重要に。

いつもはシーバスが食ってくる表層で何の反応も無く、そのエリアは高水温のため魚が居ないのかと判断しがちですが…。

イメージ図
水温が高くなると溶存酸素が減る

水温の低い水が下層に留まるという事は、水中に溶け込んでいる酸素量が深刻な状況になっていない可能性も。詳細は後で書きますが、夏の定番となっている釣り方「グルグル・ドカン!!」は、この特性を活かしたメソッドですね。

その他のメリットとしては、沖堤防に当たった波で水中が撹拌され、多少の溶存酸素量が増えたり、水の流れを遮る物が無いので循環が早い。

イメージ図
波が当たり酸素量も増え水も流れる

温まった水が停滞しにくく、水の動きが鈍い湾奥と比べれば、条件の整いやすさは雲泥の差。更には、太陽の位置によって護岸に形成される「影」にも魚が着いたり。

これまた、詳細は後で書きますが、沖堤防での人気メソッドとなっている「岸壁ジギング」は、これらの特性を活かした釣り方です。

イメージ図
護岸の足元は影になっていたり魚が定位しやすい

この項目では、夏の定番スポット「沖堤防」について特徴をリストアップしてみましたが、夏パターンには欠かせない要素ばかりですね。

水深があるので、水温が安定しているボトム回りに可能性が有り、潮通しが良いので周辺エリアの中では比較的フレッシュな状態。更には、護岸のキワに着くシーバスを狙えるといった具合で、壊滅状態に近い湾奥と比べれば魅力は十分。

避けるべき真夏のシャローと狙うべきタイミング!!

一方、ハイシーズンでベイトが入れば、比較的簡単に楽しめる湾奥・シャローといった水深の浅いスポットですが、真夏になるとシーバスの気配は薄れ、釣れたとしてもボラやキビレといったイメージになってしまいます。

その理由としては明確で、前項の沖堤防と全く逆。水深が浅いので、エリア全体がお湯のようにぬるくなり、温まった水はなかなか抜けない。

イメージ図
真夏のシャローイメージ

奥まった場所にあるだけに、水の入れ替わりも期待出来ず、水温が下がり切らないため「溶存酸素」はガンガン不足し、常に酸欠に近い状態が続いてしまいます。こうなってくると、遊泳力のあるシーバスは、別のエリアへ移動してしまう。

ただ、水深が浅いので、ちょっとした要因にて釣り場の状況が好転する事も。

例えば、台風によってまとまった雨が降り、多少の水温変化と同時に、周辺エリアの水も撹拌され溶存酸素も回復。

俗に言う「台風リセット」の原理ですが、雨が降ったり風が吹いたりで、水温・酸素量に変化が起きた場合、一転して狙うべきスポットに早変わりします。

食物連鎖が崩れるとシーバスを釣る難易度が高くなる?!

夏の特徴を幾つかリストアップしてきましたが、うだるような暑さとは裏腹に、ちょっとした異変で状況が大きく変わってしまうシビアな季節でもあります。

身近なポイントでシーバスが釣れるには幾つかの工程があり、その工程こそが近場の海で起こっている食物連鎖かと。

まずは、水中に漂う細かな植物が光合成で酸素を作り、その植物や酸素を目的にプランクトンが集まる。プランクトンが居れば、それらを食べる小魚も寄せられ、最終的には小魚を目当てにシーバスも集まってくる。

イメージ図
シーバスの食物連鎖

こういった流れの一部が破綻すると、シーバスにも影響が出てしまいます。

例えば、何かしらの原因でプランクトンが大量発生した場合、小魚の餌が増えるから良いのかと思いきや。酸素を作ってくれる水中植物を吸収してしまい、大量のプランクトンによって酸素も消費するので、高水温と合わせて酸欠状態になる。

そうなってしまうと、「ボトムを狙えば~」といった状況では無くなり、エリア自体を変えなければ釣りにならない。

ベースとなる水温が高い為に、ちょっとしたイレギュラーな事が起これば、あっという間に影響が出てしまう。夏の海は不安定で繊細な状態なので、当日の状況によって釣果が大きく変わる事もあるかと思います。

夏シーバス攻略・グルグルドカン!!

夏の釣り場の特性や狙い所について書いたので、今度は暑い季節の定番となっている釣り方(メソッド)について書いてみます。

前項までで、水深のある釣り場の優位性について書きましたが、暑い季節にシーバスを釣るのであれば、通常の表層狙いでは無く、水温が安定しやすく酸素量も確保できる「ボトム」を効率良く探る事が重要。

その代表的な手法が「グルグル・ドカン!!」です。

イメージ図
夏シーバス攻略・グルグルドカン!!のイメージ図

何かの呪文のようなフレーズですが、具体的な手法はとっても簡単!!

鉄板バイブをボトムまで沈めて一気に巻き上げ、中層付近まで回収したら、再びボトムまで沈めて一気に巻き上げる。これを繰り返す事によって、シーバスが居るであろう水温の安定したレンジを、手早く効率良く探る事が出来ます。

グルグル・ドカン!の語源としては、ボトムまで沈めてグルグルと早巻きしていれば、ドカン!とシーバスが食ってくる事からですね。

※我が家の幼児が見ていた「いないいないばあっ!」にも、グルグルドカンという歌がありましたが…(笑

夏シーバス攻略・岸壁ジギング!!

前項の「グルグル・ドカン!!」が、ボトム周辺のレンジを広範囲に探る釣りであれば、足元直下の護岸に着いているシーバスをピンポイントを狙うのが、ベイトタックルを使用した「岸壁ジギング」という釣り方。

簡単に説明すると、キラキラとスライドするジグを足元へ落とし、護岸やオーバーハングに居るシーバスを釣る手法です。

岸壁ジギングの道具
真夏は岸ジギがオススメ!!

具体的な手法

岸壁ジギングに関しては、旧ブログにて「シーバスの釣り方!岸壁ジギングの方法を総まとめ!!」という詳細な記事を投稿してあるので、興味のある方は参考がてらにチェックしてみて下さい。

リンク先の記事でも書いていますが、岸ジギ(岸壁ジギング)の魅力は、何と言っても「繊細なアタリを掛けて行く」事にあるかと。

暑い護岸の上で、地味な作業の繰り返しなんですが、金属的に「コンっ!」と出るアタリを見逃さずフッキングを入れる。その直後にズンっと乗る重みと一気に走る感覚は、暑さを忘れる程たまりません!!

グルグルドカンと同様、この岸ジギも夏の定番(夏以外でも楽しめますが)となっており、水温が安定した酸素量のあるレンジを、縦に探れる手法の一つです。

シーバスの夏パターン攻略!まとめ

少し長くなってしまいましたが、港湾部における夏シーバスの特徴をまとめてみました。この中で重要になってくるのが、「高水温=食欲が下がる」では無く、「高水温=酸素量が少なくなる」という事。

なので、表面水温が高くても、水深がある釣り場であれば、シーバスの釣れる可能性はゼロでは無い。※「グルグル・ドカン!」や「岸壁ジギング」が有効。

一方で、水深の浅い湾奥やシャローエリアは、何かしらの改善要素(台風や降雨・風)が無いと、シーバスの釣果は望めないかと。

夏は沖に面した釣り場が無難か…
沖に面した釣り場

今回は、港湾部をイメージして記事を書きましたが、夏の釣りで釣果を出すには、水中に溶け込んでいる酸素量がキーワードとなります。

例えば、随時水が流れているような水深のある河川(浅いと水温が高くなるので適さない)、水温が低い大型河川の中~上流域、水が撹拌されて水中に酸素が溶け込むスポットなど、要は酸素がある釣り場へ行く事が大切。

注意点を挙げるとすれば、夏場は夜が明けると共に、汗が吹き出すほど暑くなります。水深のあるエリアに行くのであれば、水分補給を忘れず熱中症対策を万全に。ライジャケの装備と、万が一の落水に備え陸に上がれるスポットを見つけておく。

夏の港湾部は、「普段は食ってくるのに反応が無い=居ない」のでは無く、レンジや酸素量を意識する事によって、シーバスと遊べる可能性が高くなると思います!!(^^)

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!今回の投稿と同じ「テクニック」カテゴリーに含まれている前後記事は、下記のラインナップとなっておりますので、お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!

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コメント
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  1. comment-user
    TAKA
    2017年7月22日 6:47 pm

    こんばんわ^0^
    ご無沙汰しております(;^_^A
    遅くなりましたが、ブログ無事にリニューアルオープンおめでとうございます^0^
    最近めっきり釣りに行く機会がなくなってしまいましたが、まころぐ楽しく拝見させて頂いております。
    ^0^

    • comment-user
      MACO
      2017年7月23日 10:12 pm

      お久しぶりです!!
      お元気そうで何よりです!!(^^ゞ

      コチラも、以前のように釣りに出掛けるのが難しくなり、気がつけば今年も4ヶ月近くまともな釣りをしてません~。まぁ、タイミングを見ながらボチボチといった感じです(^_^;)

      一応、以前と同様に好きな事をノンビリ更新で続けるつもりなので、当ブログも宜しくお願い致します!!(^^)

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