釣り場で投げるルアーカラーの選び方
今回は、ルアーカラーの選択方法について。
一口にルアーと言っても、様々なタイプの商品が店頭に並び、更にベースカラーや配色によって細分化されています。
ベイトとなる小魚に近い色だったり、白や黒のハッキリした色だったり、蛍光色を使った目立つ色だったり…。
そんなルアーカラーですが、実際に釣り場に立って投げる際、何を基準にカラーを選んでいるのか。
これも、十人十色で様々な考え方があると思いますので、私が基準にしている要素について、例を挙げつつ簡単にまとめてみたいと思います!!
ルアーカラーと釣果について
まず最初に、ルアーカラーと釣果の関連性についてですが、カラーによって引き出せる釣果はあるものの、あくまでも補助的な意味合いが強いかと。
根本的に大切なのは、魚が居る場所(エリア)にルアーを投げて、それに気づいた魚が反応するコースを通して来る事だと思います。
イメージとしては…。
魚の居場所 > レンジ・コース > カラー・アクション
といった感じ。
状況に合致したカラーを選んでいても、魚の居ない所へキャストをしていたら釣れないので、釣果を得る為に最重要なのは魚の居場所を探す事。
それらの要素をベースに、当日の天候や光の強さ・水質にベイトの有無といったコンディションを考慮し、一番効果があると思うカラーをチョイスする。
なので、ルアーカラー自体は、反応を引き出す為のプラスαといったイメージなのかも知れませんが、そのちょっとした違いが釣果を左右する事もあったり…。
ルアーカラーの種類と効果について
前項でも書いた通り、まずは魚の居る場所にルアーを投げる事が大切ですが、カラーの違いで反応が変わる事もあり、ルアーを選ぶ際に考える要素の一つとなります。
適当に選んで釣れる事もありますが、その場の状況によって、効果的な要素を考えながらチョイスした方が、後々の再現性が高くなると思うので、何故その色を選んだのかを認識しておく事も大切かと。
ただ、現在は一つのルアーに対し、様々なカラーが販売されているので、選択に迷ってしまう事も。一応、本当にザックリと大きなカテゴリーに分けると、下記二種類のどちらかに属するかと思います。
自然に近いカラー
見た目がベイトに近いような、ナチュラルな印象のカラーで、昼・夜、澄んでる・濁ってる等を問わず、基本的にはオールマイティーに使える便利色。
銀色やホログラムをベースに、各色を塗り重ねた物や、透明感のあるクリアボディで透けている物、ピカピカと光ってフラッシング効果の高い物等。
シルエットくっきりカラー
白や黒など、ハッキリとした配色で、反射が少なくシルエットを強調するカラー。主に濁りの強いシチュエーションや光の中など、存在感を感じさせる色。
白色をベースに蛍光色を塗り重ねたチャート系や、淡く光るグロー系、蛍光色・黒色といったコントラストの強いカラー。
上記以外にも細分化されており、両方のジャンルが入り混じったカラーもありますが、便宜上この2種類にジャンル分けしました。
欲しいルアーがあった場合、予算的に1つしか買えないのであれば、色んなシーンで使いやすい「自然に近いカラー」を選んでおけば良いかと思います。
ルアーカラーの選び方ついて
前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。冒頭でも書いた通り、カラーチョイスの基準は十人十色だと思います。
様々な考え方がある中、私の一例として挙げると、当日の「水質」や「光量」を見て使用するルアーのカラーを決める事があります。例えば…。
笹濁りの場合
魚が釣れやすいとされる、若干緑掛かった水質の場合、緑を取り入れた周囲と馴染みやすい色を選ぶ事が多いです。
透明の場合
透明度が上がり、水質がクリアになってくると、魚も表層に出辛くなるので、ボトム周りの色に合わせて選んでみたり。
濁りがキツイ場合
雨が降った翌日など、濁りの強い場合はルアーの視認性が落ちるので、シルエットが浮き出る膨張色を使う事が多いです。
水質に馴染ませるカラーチョイスについて
前項にて、ルアーチョイスの一例を挙げてみましたが、ルアーのタイプやカラーにしても、セオリーとして「強いものから弱いもの」という概念があるかと。
極端な例を挙げると、波動の強い鉄板で反応しないから、フォローとして対極的なソフトルアーを通してみる。フラッシング効果の高いカラーから、ナチュラルカラーに交換するといった感じ。
これは、アクションやカラーに対して『スレ』の話になりますが、強い物には惹きつける力があるものの、飽きて見切られる周期も早くなります。
この『スレ』の観点から、「強いものから弱いもの」というセオリーになりますが、近年は釣り場自体のプレッシャーも高く、入れ替わりで随時ルアーを投げ入れられているポイントも多いかと。
なので、個人的には魚に違和感を与えにくい、水質や周囲の環境に馴染ませるカラーを先発させる事が増えています。※濁りの場合は除く。
イメージとしては、周囲に同化しつつ、何かしら動いている物体があると認識してもらえる程度の配色。
釣り場自体にスレが進んでいるような場合、ルアーチョイスと共にカラーの馴染み具合に気を配ると、また別の反応を得られる事もあるかと。
ルアーカラーを選ぶ時の注意点
釣具屋さんでルアーを購入する際、使用するシーンをイメージして選ぶ事もあると思いますが、ルアーカラーが単色では無い場合、お腹側と背中側の配色も意識する。
例えば、魚が見上げるような位置から食い上げてくる場合。実際に引くレンジは表層が多くなり、魚が目にするのはお腹側のカラーという事に。
実店舗でルアーを購入する時は、ルアーアクションのイメージをしながら、下側から眺めて実際の見え方(カラー)を確認したり。
お腹側のカラーについて
個人的な感覚として、お腹側のカラーは「赤」「ピンク」「オレンジ」など、ダメージを受けていると連想させるカラーが好みで多用します。
一般的にブルピン(ブルー・ピンク)をベースにした配色ですが、ナチュラル系の中にワンポイントの攻める色が有り、魚を惹き付ける要素もあるような…。※気がするだけかも知れませんが…。
という事で、ルアーカラーを選ぶ際は、全体的にボヤっと見るのでは無く、使用をイメージして多角的に確認する方が面白いかと。
釣り場で投げるルアーカラーの選び方・まとめ
今回は、ルアーカラーについて書いてみましたが、多種多様な考えがある項目だけに、簡単な例を挙げるだけで終わってしまいました。
ただ、漠然と選んだ色を投げるより、何かしら理由付けをしてから使い、実際に釣れれば再現性の引き出しが増え、イメージ力もアップすると思います。
文中で書いた通り、最近の釣行では周囲に馴染ませるような選択が多いのですが、釣り人の多いフィールドでは意外と有効打になる事も。
まぁ、これだけ色々と書いても、実際は何気なく選んだ色や、好きな色で釣れる事も多々ありますし、そこまで神経質にならなくても良いかも知れませんね…。
兎にも角にも、状況に合わせたカラー選びと、購入時には多角的に配色をチェックすると、面白さを掘り下げる事が出来ると思います!!(^^ゞ
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