【シーバス釣り】フックチューンの効果と実践方法

【シーバス釣り】フックチューンの効果と実践方法

今回は、ルアーのフックチューンについて。

ここ数回に渡り、ルアーフックについて記事を書いてきました。一口に『フック』と言っても、太さや形状なども様々。

先日までの投稿で、フックの各部名称や形状による違いと特徴をリストアップしたり、フック交換の手順やコツについて、簡単にまとめてみました。

その際、ルアーに付属するフックを『意図的に別のサイズ・形へと変更する』フックチューンについても軽く触れましたが、少し加筆しておこうかと。

今回は、フックチューンで起こる効果や、メリット・デメリット等を紹介しつつ、実際に行った具体例や釣果についてシェアしたいと思います。

フックチューンを行う理由と目的

まず最初に、純正フックから別のフックへと交換し、純正仕様の泳ぎを微調整するのがフックチューン(フックチューニング)と呼ばれる手法。

※ただ、公式サイトにルアーフックの詳細を記載していないメーカーもあるので、番手は同じサイズでも、純正フックを交換した時点で、意図しない『ナチュラルフックチューン』になってると思いますが…。

フックチューンを行う理由として挙げられるのは、大きく分けて3つのジャンルに分類する事が出来るかと。

泳ぎを替えたい

フックサイズを変更する事により、ルアーの泳ぎ(アクション)を大きくしたり、小さくしたりといった微調整を行います。

レンジを替えたい

フックサイズや重量を変更する事により、ルアー本来の泳ぐ層(レンジ)を、わずかに上げたり下げたりと微調整します。

刺さり・強度を替えたい

フックの形状や太さを変更する事により、魚への針掛かりの良さや、伸びてしまわないよう強度を上げるといった調整を行います。

他にも、コーティングを替えたり、フックの向きや本数を替えたりといった具合に、チューンの手法は沢山あるものの、大抵の目的としては上記の3種類に収まるように思います。

一つ一つを見れば、その理由は何となく理解できるものの、これらの要素を一つ弄れば、連動して他の要素にも変化が起きるので要注意です。

フックチューンの効果とデメリット

釣り場の状況や釣り人の考え方で、数え切れないほどの組み合わせとなるフックチューンですが、何でもかんでも替えれば良いという訳でも無く…。

施工する事によって得られるメリットもある一方、フックを変更する事によって生じるデメリットもあります。

その辺りのプラス・マイナスを考えながら、自分の望むチューンは必要なのか、何をどの程度変更するのかを判断する事になります。

泳ぎを替えるチューニング

冷音

使用するルアーの泳ぎを『大きくしたい』場合は、ワンサイズ小さいフックを。『小さくしたい』場合は、ワンサイズ大きいフックへと交換します。

アクションを大きくする=フックサイズを小さくする
アクションを小さくする=フックサイズを大きくする

これは、フックサイズが大きくなる事によって、水の抵抗を受ける力に変化が出るのと、重量が増減される事により、ルアーの重心やバランスが変わるため。

フックサイズを上げれば、ノーマル状態と比べて水の抵抗を受けやすくなり、重量も増えるので動きが絞り込まれます。

【具体例】
例えば、引波を立てるようなフローティングミノーを使っていて、「もう少し引き波を小さくし、アピール力よりも食わせのスイッチを入れたい」といった場合、ノーマルサイズよりもワンサイズ大きいフックへ交換する事により実現できます。

【デメリット】
フックサイズを変更する事により、ルアーが泳ぐレンジに多少の違いが発生し、具体例の場合であれば、通常よりも若干沈むように。

また、フックサイズを小さくした場合は、純正仕様の時と比べ、魚の掛かり(フッキング)率が多少下がってしまいます。


レンジを替えるチューニング

邪道:ニーサン

使用するルアーのレンジを『上げたい』場合は、ワンサイズ小さいフックを。『下げたい』場合は、ワンサイズ大きいフックへと交換します。

レンジを上げる=フックサイズを小さくする
レンジを下げる=フックサイズを大きくする

これは、フックサイズが変わる事によって、ルアーに掛かるフック重量が増減するため、ノーマル状態と比べレンジに多少の違いが発生する。

目に見えて分かるほど、数十センチも変わりませんが、ロッド角やリトリーブ速度といった調整以外で、ルアーを通すレンジを意図的に変更する事が出来ます。

【具体例】
例えば、水面直下を泳ぐルアーの場合、当日のコンディションによっては、ノーマルのレンジまで出きらない事もあるので、フックサイズを大きくして少しだけ沈ませ、数センチの微調整を行い意識を換える。

【デメリット】
フックサイズを変更する事により、水の抵抗の受け方が変わるので、ルアーのスイムアクションに違いが出ます。

また、フックサイズを小さくした場合は、純正仕様の時と比べ、魚の掛かり(フッキング)率が多少下がってしまいます。


刺さり・強度を替えるチューニング

STX-58

ルアーのフックチューンにより、フッキング率を重視する場合は『サイズを大きく・軸を細く』する。パワーファイトが想定され、フックに強度を持たせる場合は『軸を太く』する。

針掛かりを良くする=フックサイズを大きくし細軸
負荷にも耐える=フックの軸を太くする

針掛かり(フッキング率)を重視する場合、フックサイズを上げれば魚の何処かへ掛かる確率も上がり、細軸を使う事により抵抗が減少し刺さりが良くなります。

また、パワーのある魚を相手にする場合や、魚を走らせるスペースが無いシーン等は、軸を太めの物に変更し、パワーファイトでも曲がらない強度を確保する。

【具体例】
ショートバイトが続く場合、ルアーのボディサイズよりも少し大きい細軸フックへ交換する事により、バイトの瞬間に針掛かりする確率が上がります。

また、荒食いシーズンやランカーサイズを狙う場合、魚の自重によりフックは奥まで刺し込まれるケースが多いので、フッキング率よりも針の強度を重視する。

【デメリット】
針の大きさや太さを替える事により、純正仕様からフックの重さが増減されるので、スイムアクションやレンジに違いが出る。

フックチューンの考え方と使いどころ

前項で書いた通り、フックチューンを行う事により様々なメリット・変化を起こせる反面、連動して反比例する項目が出てきます。

例えば、フッキング率を上げたいために、ワンサイズ大きいフックへ交換したものの、そのルアーに設定されたレンジよりも沈んでしまい、アドバンテージとなる引波の立ち方が弱くなってしまった。

フックのサイズアップ
ワンサイズ大きいフック

また、フックチューンに共通する項目として、フックを変更する事により、ルアー本来のアクションが破綻してしまい、上手に泳がなくなるケースもあります。

なので、そのチューニングを行う事により、何がピックアップされて、どんなマイナス要素があるのかを把握し、実際の釣り場へ行って許容できる範囲なのか、スイムチェックを行う事が大切になってきます。

フックチューンの実践

実際にフックチューンを行う場合、一番手間が掛からず安牌な手法としては、ノーマル仕様のルアーとチューニング済みのルアーを1個ずつ持っていく。

フック交換したニーサン・三種
フックを交換した複数のニーサン

同じルアーをカラーバリエーションで複数購入する事もあるかと思いますが、そういったルアーが手元にあれば、ノーマル仕様をベースに、ピンポイントでフックチューンルアーを投入出来るかと。

フックチューンのフッキングについて

最後に、フックチューンを行った際、フックの掛かり具合がどのように変化するか、3種類のサイズを使って比較してみたいと思います。

例えば、標準フックが#6のルアー(中央・ピンク)に対し、大きくした#6(右側・ブルー)と、小さくした#8(左側・ウロコ)を比べた場合。

リアフック比較
リアフック比較

一番大きなフック円(右側・ブルー)に対し、その他のルアーは円の中に隙間が出来る。※フックサイズが違うので当然ですが…。

この3サイズを並べた場合、大きなフックが魚の体に掛かりやすく、小さなフックは掛かりにくくなります。

これは、ルアーのボディサイズと比べ、フックの飛び出しが大きければ、魚のどこかしらへ掛かるケースが増え、小さければフックよりもボディに当たり『ミスバイト』の確率が高くなる。

フロントフック比較
フロントフック比較

フロントフックを見比べても、ボディに対するフックサイズの飛び出しは一目瞭然で、サイズの大きい方が有利になる。

また、サイズが変わる事により、シャンクの長さにも違いが出ており、フックの可動域が広がれば、それだけフッキング(フックアップ)率も高くなります。

※一見、サイズが大きければ大きいほど、魚への針掛かりが良くなるような気になりますが、フックサイズを上げればアクションやレンジも変わる事になるので、ルアーが破綻しない範囲での調整が必要です。

フックチューンの効果と実践・まとめ

今回は、フックチューンについて、効果と手法をまとめてみました。

文中でも書いた通り、標準仕様のフックから変更する事により、『泳ぎ』『レンジ』『強度』などを調整する事が出来ます。

一方、それらの調整を行った場合、同時に反作用する現象もあるので、チューニングの目的とデメリットを把握し、ピンポイントで投入するといった工夫も必要。

更には…
リアフックの向きを替えたスーサン

泳ぎ(アクション)の大きさを替えたい場合、サイズ変更のフックチューンを行わず、リアフックの向きを変更する事で調整もできますし、レンジを深くしたい場合は板オモリを貼るといった手法もあります。

なので、全てをフックチューンで補わず、適材適所で変更するのが大切かと。

長々とフック関連の記事を書いてきましたが、次回は実際にフックチューンを行い、釣果に繋がった事例を挙げ、締めてみたいと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

今回の投稿と同じ「テクニック」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!



また、10月23日現在「シーバス釣り」には「 147件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。

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