コード有り掃除機とコードレスの比較&選び方

コード有り掃除機とコードレスの比較&選び方


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今回は、掃除機のキャニスター型とコードレス比較について。

今までは、東芝のキャニスター型(コード有り・紙パック式)掃除機を使用していましたが、戸建への引っ越しを機に、同社のコードレスクリーナーへ買い替え。

どちらの掃除機も使いつつ、二年ほど色々と試してみたところ、それぞれのメリットやデメリットが明確になってきました。

キャニスター型とコードレス
キャニスター型とコードレス掃除機

実際、新生活を始める際や、掃除機を買い替える場合など、『キャニスター型』か『コードレス式』の選択が、一番最初に悩む項目になるかと。

そこで、私の主観になりますが、両機種の特徴をリストアップしつつ、どちらの掃除機がおススメなのか、ガツっと比較してみたいと思います。

吸引力とパワー重視のキャニスター型掃除機!!

まず最初に、コンセントに繋ぐタイプのキャニスター型掃除機について。コード有り最大のメリットとしては、パワーある吸引力充電切れが無いという特徴。

この二点は、コードレスには無いアドバンテージで、直接電気を供給できるキャニスター型ならではの強みかと。※実際に使っていた掃除機のレビュー↓。

コードレス掃除機でも、強い吸引力をアピールしている商品はありますが、吸引力の強いモードで掃除をすると電池の減りが激しく、ワンフロアを掃除する頃には充電切れといったパターンに。

充電切れ…
充電ランプ

実際、キャニスター型の掃除機を使っていると、コードレスよりも吸い付きの良さを実感しますし、充電切れの心配が無いのは安心できます。

また、紙パック式の場合は、掃除の度にゴミを捨てる必要もありませんし、掃除機本体のメンテナンス部分でも楽になるかと。

毎回捨てるコードレスのゴミ
掃除後のゴミ

一方、デメリットとなってくるのが、キャニスター型の宿命とも言える、コードからくる取り回しの悪さと電源(コンセント)問題。

コードの長さが限られており、掃除機を転がすコースが固定化するので、毎回キャスターやボディが擦れるような所は壁紙が傷んでしまったり。

コーナーが破れてくる
キャスターで壁紙等を破損

階段や廊下など、コンセントの有無によっては、コードを差し替える必要があったり、延長コードが必要になったり…。

また、2階から1階といった具合にフロアを跨ぐ際、コードの差替えで階段を行ったり来たりするのも面倒です。※たまになら良いのですが、日々のルーチンになると地味に効いてきます。

コードを引っ張ると危ないですし
コードの長さ

ランニングコストに関しては、ダストカップから直接捨てるタイプとは違い、紙パック式の場合は交換パックを購入する費用も必要になります。

紙パックが必要
紙パックが必要

最後に、ワンフロアの場合は気にならないのですが、階段がある場合、本体を片手に持ちながら、一方の手で掃除をする事になります。

これが結構面倒で、本体は重いし延長管の微調整が必要になったり。たまになら良いのですが、日々の動作になってくると一手間掛かってしまう印象です。

階段掃除が大変
階段は本体を手持ち

このように、キャニスター型掃除機の場合、コンセントにコードが繋がっている事による、電源を差替える手間と取り回しの悪さがマイナス点に。

一方で、充電切れが無いので、普段よりも少し丁寧に掃除をしたい場合や、じっくりとコーナーや床と壁の境目を吸いたい場合の安心感は抜群!!

吸引力も強く、ちょっとした固形物でもガンガン吸え、機動力よりもパワーや吸い取り量を重視したい場合に最適。

機動力と取り回しが有利なコードレス式掃除機!!

次に、コードレス掃除機に関してですが、最大のメリットとしては、自由に動き回れる取り回しの良さと、一体型となった軽量感にあるかと。

この部分は、前項で書いたキャニスター型掃除機のデメリットに相対する項目で、コンセントまでの往復やコードの長さを気にせず使えて便利。

更には、本体をホースで引っ張らず、スティックタイプで完結しており、不意にキャスターが乗り上げ、壁紙や家具を壊してしまう事も無くなります。

一方、致命的なデメリットとして挙げられるのが、電池消耗の早さと充電切れ。上記のレビュー記事でも書きましたが、コードレス掃除機の泣き所は電池。

充電中
充電

吸引力が強いと謳っている機種も多くなったものの、殆どが強モードによる運転。コードレスの場合、マックスパワーでの稼働時間は10分前後が多く、丁寧に掃除をすればワンフロアを終える前に充電が切れて動かなくなる…。

これが致命的で、掃除の最中に充電が切れた場合、数時間の充電後に再び掃除機を取り出し、残りのフロアを掃除をする事に。

その状況を避けるため、パワーの落ちる標準モードで掃除をすると、キャニスター型(コード有り)に比べ吸い残しが出たり、パワー不足と感じてしまう…。

そうなると…
細い隙間でヘッドが浮く

キャニスター型であれば、多少ヘッドが浮いてしまうような小場所も、パワーに任せて埃を吸う事は可能ですが、コードレスの場合は吸い残しになってしまったり。

それに加え、子供達が食べこぼしたお菓子なども、形状によっては吸い上げる事ができず、いつまでもヘッドの下でコロコロ転がっている場合もあります。

更には…
フィルターのメンテナンス

吸引力が落ちないという機種もありますが、フィルターや各部の清掃を行っていればの話しなので、定期的なメンテナンスが必要になります。

また、紙パック式の場合は1ヶ月ほど(家の広さ・人数によって差異有り)で交換となるものの、コードレス(サイクロン等)の場合は掃除毎にゴミを捨てる事に。

紙パック式であれば、パカっと取り出しゴミ箱へ捨てれば完了ですが、コードレスの場合はダストカップ内の埃が舞ったり、絡まった髪の毛を解いたりと面倒。
紙パック式のコードレスもあります。

汚い…
掃除が終わった後のゴミ

このように、コードレスの弱点として、充電切れの早さと吸引力のバランス、ダストカップのゴミ捨てや定期的なメンテナンス等が挙げられるかと。

一方、コードが無い恩恵も大きく、フロアを跨ぐ場合でもコンセントの差替えは不要ですし、キャニスター型と比べて取り回しは抜群。更には、基本的にコンパクト設計なので、階段掃除や移動も軽々動けます。

多少のパワー不足感はあるものの、標準モードで掃除が完了できるご家庭。または、強モード(10分程度)で掃除が終わるワンルーム等には最適。

コード有り掃除機とコードレスのゴミ収集比較

細かなメリット・デメリットは、各項目でリンクしてあるレビュー記事を参考にして頂き、それぞれの特徴は今まで書いた通り。

そうなってくると、気になるのがコード有りとコードレスによる、吸引力(ゴミ収集能力)の違いですが、せっかくなので新しい紙パックを用意し、似たような条件の日に掃除を実施し、両機種で比較してみました。

新しい紙パックをセット!!
紙パックをセット

一応、実験の条件としては、子供二人が居る四人家族。前日の朝に掃除を行い、まる一日経った状態でコード有りとコードレスにて掃除。終了後に、紙パックとダストカップの中身をチェック。

多少の誤差は出るものの、掃除機をかけるコースや時間など、ほぼ同じように意識しながら、二日に分けて試してみました。その結果は…。

紙パック
紙パック

髪の毛やお菓子のゴミ
髪の毛やお菓子のゴミ

埃も取れています!!
埃

キャニスター型の紙パックには、子供達の食べ散らかしたお菓子のゴミや髪の毛、細かな埃などがガッツリと吸い込まれていました。

一方、コードレスの場合は…。

ダストカップ!!
コードレス掃除機のゴミ

コチラも、埃や髪の毛・長男君がゴム鉄砲で遊んだと思われる輪ゴムなど、結構なゴミの量に。※ただ、お菓子の包装は吸い取れず、手で拾って捨てました。

こうしてみると、吸引力は少しだけ紙パックに軍配があがるも、日々の掃除でゴミが溜まり、多少の吸引力が落ちる事を考慮すると、掃除毎にゴミを捨てるコードレスともイーブンになりそうですね。

掃除機の比較・まとめ

前項までで、コード有り(キャニスター型)とコードレス掃除機のメリット・デメリット、ゴミの収集能力について検討してきましたが一長一短。

結局のところ、どちらの掃除機を購入するかは、ご自宅の広さや重視するポイントによって決まるのかと。それぞれの条件を簡単にまとめてみると…。

掃除機・コード有りキャニスター型

コード有り(キャニスター型)が合う場合

  • 動きやすさよりも掃除の精度を求める
  • 強い吸引力のためならコードの差替えが苦にならない
  • 階段や廊下にもコンセントが有る
  • 紙パックのコストは許容範囲内
  • 日々のゴミ捨てや定期メンテナンスが面倒

強い吸引力で、キッチリと掃除を行いたい場合は、やはりコード有りのキャニスター型が最適な候補に挙がると思います。

移動範囲の制限や取り回し悪さ等、コードによるデメリットも有るのですが、充電切れを気にする事無く使え、細かな部分までジックリと掃除する事が可能。※コードレスの場合、充電切れが気になり、チャチャっと手早くなってしまう事も。

コードレス掃除機トルネオV

コードレスが合う場合

  • 多少吸い残しがあっても身軽に移動したい
  • 充電切れにならない部屋面積
  • 予備の掃除機がある
  • ゴミ捨てや定期メンテナンスが苦にならない
  • コンセントの無い場所がある

一方、多少の吸い残しはあったとしても、自由に動ける取り回しの良さに重点を置きたい場合、コードレスを選ぶのが正解かと。

日々のゴミ捨てや、フィルターなどの定期メンテナンスが必要になるものの、コードを気にせず掃除をできるのは大きなアドバンテージになります。

ただ、強モードで10分前後・標準モードで20分前後の稼働時間が多く、部屋の広さや形状によっては、ササっと済ませないと充電切れを起こしてしまう場合もあり、二度手間の可能性が出てくるので要注意。

我が家の掃除機事情

個人的な感覚としては上記の通りですが、実際に我が家での掃除方法としては、キャニスター型とコードレスの二台体制で行っています。

今まではキャニスター型を使用しており、引っ越しを機にコードレスを購入しましたが、実際に使ったところ今まで書いたデメリット部分が気になり、キャニスター型を手放す事ができず…。

なので、普段の掃除はコードレスで行い、しっかり掃除をしたい時や汚れが酷い時は、コード有りのキャニスター型を使用する。そして…。

コロコロローラーの代わりにと、4年ほど前に購入した『マキタ』のコードレス掃除機も健在なので、掃除の後に出たゴミや髪の毛はマキタの出番。

本来であれば、コードレス掃除機(強モード)が充電を気にせず使えればベストなのですが…。絨毯やソファーの下など、ゴミが溜まりやすい部分を丁寧に吸っていると、掃除途中で止まってしまう事もしばしば有り…。

毛の長い絨毯は丁寧に吸いたい…
毛の長い絨毯

現在は、マキタのように交換式のバッテリーにて、充電切れに対応できるコードレス掃除機も出てきているようなので、充電の残量と吸引力の問題が解決する日が近いかも知れませんね。

長々と書きましたが、安定稼働と精度を求めるならコード有り(キャニスター型)。動きやすさと手軽さを重視するならコードレス。といった感じではないでしょうか。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

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