河川釣行とタイドグラフ(潮汐・干満)の注意点

シーバス釣り・河川釣行とタイドグラフ(潮汐)の注意点

今回は、河川釣行とタイドグラフについて。

先日、降雨中(雨上がりを含む)や梅雨時期は、河川のシーバスゲームで良型を狙えるという記事を投稿しました。

低気圧が近づくと「魚が釣れる」なんて言う定説から、雨の絡んだ釣り方まで、そこそこ細かく書いたつもりです。
まだ読まれていないのであれば、先に読んでみて下さい。

実は、この記事では書ききれなかった部分があり、河川釣行時に気を付けておきたいのが、シーバスアングラーならお馴染みのタイドグラフ。

潮の周期や干満をチェックできるタイドグラフですが、港湾部と河川ではちょっとした違いがあるので、その注意点を補足として簡単にまとめておきます。

釣行時にチェックするタイドグラフ

釣りに出掛ける際、必ずチェックすると思われるのが、潮周りや干潮・満潮、潮位などを記した『タイドグラフ(潮汐表・潮見表)』という物。

釣行予定の時間をチェックし、タイドグラフのカーブから潮位や流れの有無をイメージし、当日の釣行プランを作り上げる。

尼崎のタイドグラフ
尼崎のタイドグラフ

このタイドグラフは、釣りに出掛けようとしている最寄りの観測ポイントを利用。
※遠征に行くと、地元のタイドグラフを見ていたというのは、よくある話しです。

そんな感じで、普段から何気なく利用しているタイドグラフですが、河口部以外の河川へ行く際は、少しだけ注意が必要になります。

観測点からの距離で干満がズレる!!

河川の釣りの場合、タイドグラフをチェックする際の注意点は、ずばり『干潮・満潮のタイミングがズレる』可能性が大きい事。

解説用にザックリとデフォルメして書きますが、観測ポイントは港湾部に設置されている事が多く、その場所から離れれば離れるほど、干満にタイムラグができる。

尼崎のタイドグラフ
尼ロック

例えば、地元から一番近い尼崎のタイドグラフですが、『日本沿岸736港の潮汐表』というサイトで確認すると『尼ロック』の辺りが基準になっているようです。

尼崎エリアの潮見

  • 住所:兵庫県尼崎市
  • 緯度:34.42.
  • 経度:135.24.

なので、尼ロック周辺で釣りをする場合は、ほぼタイドグラフ通りとなるものの、潮位は港湾・河口付近から変化し始めるので、それよりも上流域にあるポイントでは、干満の時間がズレてきます。

イメージ図
河川の時間差

何の根拠も無く、適当な円を引いて30分ずつ加算したイメージ図ですが…。

尼ロックを基準の「0分」だとすると、阪神高速の辺りは30分、2号線の辺りは1時間といった具合に、潮止まり(干潮や満潮)の時間が変わってきます。

河川釣行でのタイドグラフ注意点

このように、観測点からの距離により、潮止まり(干潮や満潮)の時間が変わってくると、問題となってくるのが意識のズレ。

例えば、観測点は午前1時に干潮潮止まり。実際、釣りに出掛ける場所は約2時間のズレが生じる河川中流域だった場合。※これも適当な図なのでご了承を。

タイドグラフによると、当日の干潮は午前1時。

イメージ図
タイドグラフ・観測点と距離

下げている最中の、流れが効く絶妙なタイミングで釣りをしようと考え、23時頃から『赤色ライン』へエントリーすると、実際のピークは干潮潮止まりだと思っている『午前1時(二時間後)』にやってくる事になります。

なので、1時間ほど釣りをしても「今日は流れが出ないなぁ」と思ったり、これからググっと効いてくるタイミングで「干潮(午前1時)になったから帰るか…」と、本来の狙うべき時合いを逃してしまう。

更には…
自転車釣行

基準となる尼ロック周辺でも、当日の気象の影響を受け、実際の潮位(潮位の観測値)と差が出る『潮位偏差』という現象が起こるので、それよりも離れた場所ではズレが大きくなってしまう…。

このタイムラグに関しては、地域や形状によって様々だと思うので、『何キロ離れて何分ズレが生じる』という計算は出来ないものの、中・上流域で釣りをする際は、タイドグラフの時間差を考慮する必要があります。

河川釣行とタイドグラフ(潮汐・干満)・まとめ

今回は、タイドグラフの観測点から離れれば離れるほど、干満の時間がズレるという話しをしました。※潮止堰堤などが無い場合。

釣れる釣れないは別として、例えば同じ尼崎でも『海釣り公園』と吹田や豊中に近い『河川敷』とでは、潮止まりのタイムラグが発生しますし、流れが強く出るタイミングも変わってきます。

武庫川はほぼ時間通りかな…
干潮時の河川

なので、この特性を利用すれば、湾奧釣行の予定時刻に遅れてしまった場合、河川の中・上流域へ行けばベストなタイミングになっている裏技も。

兎にも角にも、タイドグラフはあくまでも目安として、実際の釣り場に立って状況をアジャストさせる事が大切かと思います!!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

今回の投稿と同じ「テクニック」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!

また、11月5日現在「シーバス釣り」には「 200件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。


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