【車の傷】リアバンパーを自分で修理!作業手順とコツを解説!!
今回は、『リアバンパーを自分で修理したシリーズ』の総まとめ。
イレギュラーな事が重なり、リアバンパーにゴリッと深い傷を付けてしまったので、経費削減の意味を込め、自分で修理する事にしました。
若かりし頃、バイクの塗装などを楽しんでいたので、作業工程や要点は分かっていましたが、思いのほか綺麗に仕上がりました!!
傷に耐水ペーパーを掛けたり、パテを削ったりと、水研ぎの工程で時間が掛かるのを覚悟していたものの、手持ちのポリッシャーが大活躍。
という事で、実際に修理した工程をもとに、その詳細やポイントとなる要点について、まとめてみたいと思います!!
工程①傷の水研ぎ(下地作り)
まず最初に、傷の毛羽立ちや表面を滑らかにし、小傷を消していくための水研ぎ。車の傷を補修する作業で、一番時間と労力の掛かるのがこの工程かと。
数十年前は風呂場に籠もってひたすら耐水ペーパーを掛けていましたが、今回は自宅にあったポリッシャー(Amazon一覧)が大活躍で、作業時間と労力を大幅に削減してくれました。
水研ぎのポイント
耐水ペーパーで傷の表面を擦った後は、表面を水で流し、実際に手で触って毛羽立ちや磨き残しが無いか確認しながら作業を進める。思いのほか傷が散っている事もあるので、じっくりと時間をかけてチェックする事。
上記、水研ぎの記事でも書いた通り、手作業で耐水ペーパーを掛けると数十分かかる作業が、ものの1~2分で完了。その分、水研ぎ面の仕上がり具合に時間を割くことができました!!
耐水ペーパーで車を擦ると、下地が露出し痛々しい感じになりますが、次の工程で使うパテの密着性を高める意味もあるので、耐水ペーパーの粗目から中目へ番手を上げつつ研磨する。
工程②傷のパテ埋め(下地作り)
水研ぎで消えなかった深い傷に、パテを充填して滑らかな下地を作ります。
このパテ埋めが雑になってしまうと、追々リカバリーできる工程は無いので、パテの粗さがそのまま仕上がりに反映されてしまいます。
パテ埋めのポイント
まずは小さな硬いヘラを使い、確実にパテを傷の内部へ充填する。その後は、たっぷりとパテを塗り、柔らかい素材の大きなヘラで一気に均すと、曲線も綺麗に仕上がります。
後は、上記の記事でも書いた通り、パテが乾くと多少の歪みが出る事もあるので、翌日・翌々日にチェックし、ひび割れや気泡・凹みなどがあれば、再度パテを充填して均すといった感じ。
この工程が、補修の仕上がりに直結するので、早く済ませたい気持ちは分かりますが、慌てず時間をかけてキッチリと処理したいところです。
工程③プラサフ吹きと研磨(下地作り)
下地作りの仕上げとなる、プラサフの吹き付け。表面の細かな傷を埋めると同時に塗料との密着性を高め、車の下地色を隠蔽するために使用します。
キッチリとマスキングさえ行っていれば、多少の失敗をしても耐水ペーパーでリカバリー出来るので、塗料を吹き付けるイメージ練習も兼ねると良いですね。
プラサフのポイント
マスキング部分から傷に向かってプラサフを吹くのでは無く、傷の周辺からマスキング方向へ抜ける(弧を描く)ように吹き付けると、マスキング部分の段差が最小限で済みます。※塗装も同様なので練習がてら。
また、プラサフを吹き終わった後は、上記投稿にも書いた通り、本番の塗装に備えプラサフ周辺のコンパウンド磨きも行うと、塗装の境目が分かりにくくなります。
プラサフも他のスプレー缶と同様、慌てず急がず厚塗りせず、じっくりと時間をかけて乾燥させながら薄く塗り重ねます。
工程④塗装とウレタンクリア(仕上げ)
下地の上に、塗料とクリアを吹いて仕上げる工程。
自分で修理するシリーズの最終工程ですが、実施する際の天候も重要で、作業中や吹き付け直後に雨が降らない(または風が強くない)日を選び、しっかりと乾燥できる環境で行う事。※冬場は乾燥に時間もかかる。
塗装とクリアのポイント
他のスプレー缶と同じく、慌てず急がず厚塗りせず。塗料は「少し多い?」と思うくらい余分に購入し、何度も薄く塗り重ねると綺麗に仕上がります。※随時スプレー缶を振って、塗料をよく撹拌しながら作業する。
この工程で液ダレしてしまうと、水研ぎからやり直しになるので、確実に乾いてから次の塗料を薄く塗り重ねる。
上記の投稿でも書いた通り、通常のクリアとウレタンクリアでは、ボカシ剤を使用するタイミングに違いがあるので、それぞれ適宜対応して下さい。
リアバンパーを自分で修理!まとめ
複数回にわたって書いた『自分で修理するシリーズ』の、工程と要点を掻い摘んでみました。個人的に、この中で一番労力を使うのは、一番最初の水研ぎとパテ埋め(削り)かと。※何度も書きますが、ポリッシャーあって良かった!
どの工程も若干のコツが必要になりますが、時間をかければ解決できる項目が殆どなので、次の工程に進みたい気持ちを抑え、キッチリと丁寧に終わらせて行くのが、綺麗に仕上げるための勘どころ。
リアバンパーを補修するついでに、今回はフロントエアロの傷も同時進行で修理してみましたが、バンパー同様で綺麗に仕上がりました。
最終的に、三ヶ所の補修作業となり、業者へ出せば10万円弱といったコースでしたが、トータルで掛かった費用はコチラ!!
修理の購入品一覧
- 耐水ペーパー(81枚入セット)…¥1,899
- シリコンオフ(大)…¥973
- バンパーパテ…¥1,373
- バンパープライマー…¥700
- 発泡ポリエチレン樹脂のヘラ…¥498
- マスキングテープ…¥380
- 養生シート付きテープ…¥480
- ホワイトプラサフ…¥700(×2)
- ボデーペンTOYOTA070…¥1,290(×2)
- ボデーペンウレタンクリアー 320ml…¥2,145
トータル出費は『12,482円』でした。
三ヶ所の補修となったので、最終的にボデーペン(塗装用)がもう一缶あっても良い感じでしたが、シリコンオフやプライマー等は使い回しても余っており、ここから出費が増える事はありませんでした。
※下地作りのバンパーパテ、プラサフとボデーペン(塗装用)、ウレタンクリアは全て使い切り。耐水ペーパーは、使い切った番手があるものの、在庫は十分残っている状態です。
作業時間と労力は掛かりますが、業者へ依頼する事を考えれば、まずは自分でチャレンジしてみて、どうにも納得出来なければお願いするといったパターンでも良いかも知れませんね。
兎にも角にも、自分で付けてしまったバンパーのガリ傷。直後はガチでへこみ、何をするにもブルーな感じでしたが、綺麗に補修できて本当に良かったです!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
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