【車の傷】リアバンパーを自分で修理!工程②パテ埋め下地編

【車の傷】リアバンパーを自分で修理!工程②パテ埋め下地編

今回は、車の傷を自分で修理するシリーズの第二弾。

前回の投稿では、ポリッシャーと専用の耐水ペーパー(ポリッシャー対応)を使い、リアバンパーに付けてしまった重度のガリ傷を水研ぎ。

まずは240番の耐水ペーパーから始め、傷に手を当てながらポリッシャーで水研ぎし、800番で表面を整え作業を終わりにしました。

過去の経験から、人の手で耐水ペーパーを掛けるのは重労働というのがわかっていただけに、ポリッシャーが使えて本当に良かった!!

現在の状態
水研ぎが終わった翌日のバンパー傷

全体図
水研ぎが終わった翌日のバンパー傷全体

こうしてみると、水研ぎの後は痛々しい感じもしますね…(汗

という事で、この続きにあたる”パテ埋め”の工程について、リアバンパーの修理を進めて行きたいと思います。

パテ埋めに必要な物を購入する

前回の水研ぎでは、ポリッシャー用の丸型耐水ペーパーを買っただけなので、かかった費用は2000円弱でしたが、今回はパラパラと必要なものが増えます。

購入商品
購入した補修用の商品

※次の工程にあたる”プラサフ”や”マスキング”なんかも一緒に買っておきました。

今回、使用する道具はコチラ!!

シリコンオフスプレー

シリコンオフスプレーとバンパー傷

作業前の”脱脂”を行う『シリコンオフスプレー』を購入。

大と小のサイズがありますが、パテ埋めやプラサフ・塗装の前に必須となり、使用する頻度も高いので大サイズを購入しておきました。


樹脂バンパー傷を埋めるパテ

ソフト99の『樹脂バンパー傷を埋める』パテ

今回の主役となる、『樹脂バンパー傷を埋めるパテ』も購入。

樹脂パーツ(ウレタン・ポリプロピレン)や、FRPパーツのキズ補修に使用できる二剤混合タイプを選択。※薄付けようの一材タイプもありますが、そちらは浅い傷用になるので、5mm程度の傷まで対応する当商品を選びました。


バンパープライマースプレー

バンパープライマースプレー

樹脂パーツへの下地処理剤として、『バンパープライマースプレー』を購入。

密着性の悪い樹脂パーツに対し、パテや塗料の乗り(密着)を良くするためのスプレーです。※コチラは少量あれば十分たります。


硬質ウレタン製の『ならしヘラ』

パテを整えるための、『ならしヘラ』はホームセンターで購入。
その他の商品はAmazonへリンクを貼ってあります。

発泡ポリエチレン樹脂で出来ており、バンパーなどの曲面に密着しながらパテを伸ばせるので、綺麗に仕上げるには必須のアイテムです。

バンパーのガリ傷にパテを埋める

それでは実際の作業に移りますが、今回の行程はプライマーが乾いたり、パテが固まったりする可能性もあるので、テンポ良く進めて行きたい。

という事で、作業を始める前に必要な物を使える状態(パッケージを剥がしたり)にしておき、工程をスムーズに移行できるように配慮します。

1.シリコンオフで脱脂

バンパー傷にシリコンオフを吹き付ける

まず最初に、パテを盛る面に油脂分が付着していると、剥がれやヒビの原因になるので、シリコンオフスプレーを使って脱脂を行います。

シリコンオフスプレーをよく振り、パテを盛る面に対してシューっと吹き付け。
※厚く吹き付けなくても大丈夫。

後は…
ペーバータオルで拭き取る

ペーパータオルやウェスを使い、吹き付けたスプレーを拭き取ります。


2.バンパーパテを混ぜ合わせる

バンパーパテ二剤

プラ板や適当なケースに、バンパーパテを絞り出します。

※使用する傷に対し、少し多いのでは?と思う量を作っておくと、パテ盛りは滑らかに仕上がると思います。

主材(白キャップ)と硬化剤(緑キャップ)を同量取り出し、付属のヘラを使って滑らかになるまで練り込みます。

同量の二剤を…
チューブから同量のパテを取り出す

練り込む!!
クリーム状になったパテ

パーマ液のような独特なニオイがしますが、そこは気にせず二剤を押しつぶすようにして、まんべんなく練り込む。

ダマや気泡が残らないよう、滑らかな状態になるまで、しっかりと混ぜ合わせます。※ここで気泡等が入ると、その後で修正の必要が出てくるので、面倒がらずにガッチリと混ぜ合わせる。

3.バンパープライマーを吹き付け

バンパープライマーを吹き付ける

パテが滑らかになったら、下地処理としてバンパープライマーを吹き付け。

シリコンオフ同様、スプレーが垂れるほど厚塗りする必要は無く、表面にサッと吹き付ければ大丈夫です。※できるだけ手早く終わらせる。

4.パテを塗り込む

浅い傷にパテを塗り込む

付属のヘラを使い、傷の奥までパテを埋め込む。

ヘラには少量のパテを取り、傷へ押し当てるように入れ込みながら、しっかりと傷の中まで充填します。

押し当てながら…
傷がパテで埋まったバンパー下部

傷の中にパテを充填
深いキズにパテを押し込む

その際、表面のデコボコは気にせず、まずは手早くパテを充填する事に集中。

※この工程で中途半端に埋めてしまうと、硬化後にヒビが入ったり歪みが出たりするので、ヘラを押し当てながら隅々まで充填するのがポイント。

その後は…
バンパーにたっぷりと塗られたパテ

しっかりと充填したパテの上から、たっぷりのパテを厚塗り。

ここで、パテがもったいないと思ってケチると、仕上がった際の凹みにつながるので、練り込んだパテを全て使うつもりで厚塗りします。

5.パテの表面を整える

パテにグッと押し当てたならしヘラ

発泡ポリエチレン樹脂で出来たヘラをバンパーに押し当て、パテを厚塗りした外側からグググっと密着させ、パテを拭き取るように表面を整える。

こんな感じ
ツルっと曲面に沿って滑らかになったパテ

深い傷もパテで埋まりました!
一番傷の多い部分がパテで埋まった

拭き取ったパテの量が多いようであれば、プラ板や付属のヘラで取り除き、他の部分も同様に表面を整えて行く。

※パテを拭き取り過ぎた場合、発泡ポリエチレン樹脂で出来たヘラに盛り直し、同じように密着させながら整えると綺麗になります。

6.耐水ペーパーで水研ぎする

パテを研磨し削っているポリッシャー

小一時間ほど放置し、完全にパテが乾いていたら、800番の耐水ペーパーを使い、パテの表面を滑らかに研磨します。

※240番の粗めだと、パテ部分も削り取ってしまう可能性があるので、表面を均す意味合いで800番の耐水ペーパーを使用。

水研ぎ
深い傷が埋まったバンパー

完了!!
パテ埋めが終わったバンパー全体

当日の作業は、これにて終了!!

後は、翌日にパテの状態をチェックしてみて、ヒビや気泡・凹凸が無ければプラサフを吹いて下地処理を終わらせます。

7.翌日のパテチェック

パテのわずかな窪み

翌朝に確認すると、爪楊枝の先端で突いた程度の小さな凹みを発見したので、少し面倒ではありますが、再度パテ埋めして整えます。

再びパテを盛って均す!
二剤を練ったパテを充填

発泡ポリエチレン樹脂のヘラで表面を整え、昨日同様パテが乾いたら800番の耐水ペーパーで水研ぎを行います。

ポリッシャーで水研ぎ
ポリッシャーで水砥ぎ研磨

完了!!
パテ埋めが終わったなめらかなバンパー全体

僅かな凹凸で面倒に感じるかもしれませんが、パテの完成度がプラサフ→塗装→クリアまで影響する大事な工程なので、ここは妥協せずにキッチリと滑らかに仕上げるのがベターです!!

リアバンパーを自分で修理!パテ埋め下地編・まとめ

今回は、水研ぎの終わった傷に対し、バンパー用のパテを充填。表面を研磨(水研ぎ)して整え、塗装のベースとなる下地の形状を整えました。

先程も書いた通り、この段階ではさほど気にならない凹みやザラつきでも、プラサフを吹いたり塗料を吹くと、極端に目立って後悔する事になります。

今回の作業完了!
パテ埋めが終わったなめらかなバンパー

下地作りの一番重要な工程なので、慌てず急がず、時間をかけてジックリ確認するのが正解かと。

今回の修理費用

  • シリコンオフ(大)…¥973
  • バンパーパテ…¥1,373
  • バンパープライマー…¥700
  • 発泡ポリエチレン樹脂のヘラ…¥498

これにて、ガリ傷に対するパテ埋め作業は終了したので、次回はプラサフを吹いて行きたいと思います!!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

今回の投稿と同じ「車関連」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!

また、2月6日現在「ライフ」には「 99件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。


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