湾奥のギャング共へ
- 投稿日2017.11.18
今回は、釣りに出掛けたお話。
例年であれば、何度か夕マズメ釣行を済ませている時期(ハイシーズン)ですが、今年は行事が入っていたり風邪を引いたりで深夜釣行ばかり…。
そんな時、子供達が実家へ出掛け、ふと一人になるタイミングがあったので、そそくさとタイドグラフをチェック。イメージとしては若干のズレがあるものの、ルアーを投げて何とか釣りが出来る状態ではある!!
数時間前の釣行にて、手持ちのパラガスを割ってしまったので、ストックの中からお気に入りのサヨリカラーをおろして準備完了!!
今年の最初で最後になるかもしれない夕マズメ釣行だけに、持って行くのはパラガスがメインで他は数種だけ。自宅を出た瞬間に感じる空気感や気温、カタワレ時に差し掛かる前の光量など、懐かしい雰囲気を楽しみながら出発!!
数キロの違いで状態が全く違う釣り場
いつもと比べ、今年のサヨリは若干のイレギュラー感が有り、深夜釣行の際もボイルどころか、投げているルアーにサヨリが掛かった事も無い。
ありがたい事に、好調ポイントや近隣の状況などは随時耳に入ってくるものの、希少な夕マズメとなれば、好調で混雑しているポイントより、毎年通っている釣り場の状況を見ておきたい。という事で、馴染みの釣り場へ向かったのですが…。
おぉぉ…。
おぉぉ…。
ベイトのべの字も無い…(T_T)はるか彼方で鳥山が…。
完全に、エリアをミスりました〜(^_^;) pic.twitter.com/dbx8WVYOaF— MACO (@MacoLOG) 2017年11月13日
釣り場に到着すると、例年であればサヨリが溜まっているスポットも、波が揺れ動くだけで静かなもの…。一方、見渡せる範囲の片隅では、凄い鳥山が出来てるうえ、ガンガン水面に刺してお祭り騒ぎの真っ最中。
これは…。「完全にエリアが違うっ!」という事で、再度バイクに乗って移動を考えましたが、やはり馴染みの釣り場が気になる!!勝手知ったる釣り場とパラガスのポテンシャルを信じ、ボーズ覚悟でタイムリミットまで投げ通す事に。
海のギャングが突如として襲来!!
先行されている方(昨年も同時期にお会いしたかも?!)がいらしたので、挨拶を済ませて許可を頂き、少し離れた場所にてスタート。パラガスをセットし、厳しいコースへキャストを繰り返すも、通せるハズのレンジでも根掛かりが多発。
ルアーをロストする事無く回収できるものの、潮の流れが変わらないと厳しいか…。
そうこうしていると、夕日が沈んで辺りが暗くなり、徐々に下げの流れが効き始める。相変わらずベイトは確認出来ないものの、この流れがあればワンチャンスあるかも…。と思っていた矢先、根掛かりとは違う生命感のある違和感がっ!!
パラガスをガッツリと食った、指4本弱の立派なタチウオでした!掛けた瞬間、シーバスでは無くアナタだと思いましたが…(^_^;)
下げが効き始めた事によって、潮の流れが安定してくれたおかげで、今まで根掛かりしていたスポットも通せるようになりましたが、狙っているピンポイントにタチウオが入り込んでいるとは…。※まぁ、毎年タチウオが釣れるスポットですが…。
釣り人には二種類ある
普段ならリリースするタチウオですが、昨年「なぜ持って帰って来なかった?!」と、魚好きの子供達や奥様からの口撃により、針のむしろになった事があったので、今回のタチウオはサイズも良いですし、久しぶりにお持ち帰り決定。
持ち歩いてるバッグに常備している、お持ち帰り袋をガサゴソ探して、綺麗に洗ったタチウオをお持ち帰り!!
『釣り人には2種類ある。釣った魚を持ち帰るタイプと、リリースして帰るタイプだ。後者は何かあると、お持ち帰り袋を出して魚を持って帰る。皆そうだ…。』
それにしても、何となくタチウオが釣れそうだなぁと思っていたら、直後に釣れてしまった…。そう言えば、タチウオ(他多数)の事を「海のギャング」と呼ぶなぁ…。なんて考えていると、頭に浮かんだのが…。
『湾奥のギャング共へ』
今は夕方の五時半。ビーチに来ていて、遠くで鳥山が出来ているが、僕の心はパラガス一本槍。太陽は傾き、潮目の変化を眺めながら、完全な形のボイルを探し続けている…。
僕って、こんな時にバカな事を考えているんだよ…。
なんだかわかる?
突然、水面が爆発するようなボイルが発生して、僕がロッドを持って駆けつけって行って、手際よく釣り上げる!!
もしこうなれば、この浜辺のシーンは完璧だ!!
………。
偉大な名医の手紙を想い出し、一部を改変しながらリトリーブしていると、再開数投後でモン!っと鈍い手応えがっ!!
やっぱりタチウオ!!(^_^;)
どうやら、周辺の中で一番流れの効いているエリアでは、タチウオの活性が高いようで、そこを通すとタチウオが食ってくる状態。まだまだ釣れそう(タチウオが)な感じでしたが、予定していた時間となったためストップフィッシング。
タチウオは炙りタチポンと塩焼きに!!
自宅に帰り、子供達にタチウオを見せた後、さっそく調理に取り掛かり。まずは、タチウオを三枚におろして、一匹半は義実家で食べる塩焼き用の切り身に。残りの美味しい部分は、久しぶりに作るタチポンで頂く事に。
一世風靡したタチポンの起源は、ブログの盟友「疑似餌釣り中毒者の釣行記(現在はFish & Roll All Nite)」のFJさんと、そのお友達とのやり取りで知った2009年頃。
※参照記事
「激ウマ!タチポン!たちぽん!太刀ポン!」
必要な物は、「ポン酢」「生姜」「にんにく」で、ポン酢の中に擦り下ろした生姜とニンニクを加え、そこにタチウオの切り身を漬け込むだけ。
タチウオをさばいていると、長男君も参加したいと言うので、手を持ちながら一緒に調理。今回は、切り身にした後にサッと炙って、炙りタチポンに仕上げてみます。
強火で炙った際、タチウオの反りが気になる場合は、皮目に切り目を入れておけば、多少はマシになるかと思います。※今回は気にせず炙りました。
後は、半日から一日かけて冷蔵庫で味を馴染ませ、食前にネギを乗せてから食べるといった感じですが、お風呂に入る前に「試食しても良いよ~」と告げたものの、バスタイムが終わって出てくると衝撃の光景が…。
おぉぉ…。
味を馴染ませる以前に食べ終わっとる…(汗
どうやら、長男君と奥様で食べ始めると止まらなくなり、あっという間に完食してしまったとの事。※本来は、味が馴染んでから召し上がる事をオススメ致します…(^_^;)
今回の「タチポン」に関しては、この味を求め近隣ブロガーがこぞってタチウオを狙うほど人気の料理だったので、美味しいのは間違いナシです!!※旧ブログからの読者様は、「タチウオ=ポン酢野郎」で良くご存知かと…。
湾奥のギャング共へ・まとめ
今回は、数少ない夕マズメ釣行に出掛けてみたものの、例年のようにサヨリが絡んでくる事も無く、魚が掛かったかと思えばタチウオでしたが、何も釣れずボーズで帰宅するよりは随分マシかと。※タチポンも大好評でしたし。
それにしても、例年思う事ではありますが…。よくもまぁ、こんな浅いサーフでベイトを追いかけ回している事…。ヒットルアーは勿論…。
二匹ともスレでは無く、ガッツリと食って来ていました。
膝丈ある無しの水深で掛かったので、ロッドを引く感触も無く、ビニール袋のように上がってきましたが、ラインを切られなくて一安心。
今回は、三色のパラガスを持込みカラーローテ。パラガスのみを使った、パラガス釣行となりましたが、やはり着水と同時にサヨリが絡んで「もうっ!!」ってならないと、晩秋の楽しさが薄まってしまいますね…(^_^;)
もう終盤を迎えようとしている晩秋ですが、出掛けられる時は海辺に立って、最後までサヨリ着きを探してみたいと思います!!(^^ゞ
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
今回の投稿と同じ「釣行日記」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!
また、11月27日現在「シーバス釣り」には「 201件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。
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