シーバスルアーのシャルダス14を使った感想と特徴!!
- 投稿日2017.09.10
今回は、ブルーブルーのシャルダス14について。
初夏に行った真昼のウェーディングゲームにて、ナイスサイズのシーバスを釣らせてくれた、ブルーブルーのブレード系ルアー「シャルダス20」は、表層をデッドスローで引けるルアーとして、その後も便利に使わせて頂いています。
※インプレ記事(旧ブログ)
「シャルダス(Shalldus)20を使ってみた感想!!」
そんなシャルダス20ですが、ダウンサイズモデルとなる「シャルダス14」が発売され、お試し感覚で購入してみたところ、スイムチェックの一投目からシーバスが釣れてしまうといったミラクルにビックリ!!
※参照記事
「シャルダス14でシーバス!銀色の輝きは伊達じゃないぜ!!」
その後も何度か投げてみたところ、地元の港湾部や湾奥において、シャルダス20よりもマッチしそうな感覚があり、自分なりのイメージが掴めたので、シャルダス14のファーストインプレッションとして、感想や特徴をまとめてみたいと思います。
シャルダス20のメリットとデメリットについて
まず最初に、オリジナルサイズのシャルダス20についてですが、先程も書いた通り「表層をデッドスローで引ける」ブレードルアーというのが大きな特徴かと。
一般的なブレード系ルアーと言えば、バイブレーションのような重量のある本体に、キラキラと回転するブレードが装備されているイメージなので、表層を引こうとすれば、ルアーが沈まないようリトリーブ速度を上げて対応するしかありませんでした。
なので、ブレードルアーで表層をスローに引いてアピール出来るという事は、それだけでアドバンテージとなりますが、同時にデメリットも生み出してしまいます。
独特のボディー形状から、リトリーブ等で水流に当たる事によって浮力を得て、ルアーが沈む事無く一定速度で引いて来られる仕組みになっていますが、その速度域を外れると水面を滑ってしまうケースもしばしば。
シーバスの捕食スポットに対し、食わせの間として意図的に滑らすのであれば、一つのテクニックとして取り入れる事が出来るものの、水面を割るような魚が居ないシビアな場合は、上滑りがマイナス方向へ働く事もあるかと。
なので、「水面を割らない」ものの「沈み過ぎない」美味しいレンジを通す速度域をキープするのは意外とシビアで、朝や昼間の明るい時間に使っていても、リトリーブしている手元は、周囲の状況にアジャストさせる夜のスローな感覚。
一般的なブレードルアーの感覚でリトリーブすると、確実に上滑りを起こして不要な違和感を与えてしまう。
この辺りに関しては、その時の状況によって、「スイッチが入る」か「スレる」か難しい判断となりますが…。魚が水面を割るという事は、鳥から狙われるリスクが上がる行為なので、活性が高い時以外は水面直下を通した方が無難な気もします。
シャルダスのリトリーブ速度域をデメリットのように書きましたが、裏を返せば、それだけスローに引くことが出来るという最大の特徴にもなります。
シャルダス14と20の比較&特徴について
シャルダス20のイメージ解説が思いのほか長くなってしまいましたが、今回のテーマでもある「シャルダス14」の特徴としては、ボディーサイズが小さくなった事に尽きると思います。※何を当たり前の事を書いているのだか…。
シャルダス20と比べ、ボディーサイズが小さくなるという事は、前項で書いたリトリーブや流れによる「浮力」も小さくなる。
浮力が小さくなれば、多少リトリーブ速度を早めたとしても水面を上滑りせず、シャルダス20よりも一段下のレンジを引くことが出来る。
これに伴い、リトリーブ速度域のシビアな調整を強いられた夜間でも、通常のルアーと同じ感覚で扱えるようになり、湾奥の明暗部や小場所にピタッとマッチしてくれます。
もう一つの大きな違いとして、シャルダス20のリアフックはダブルフックが標準ですが、シャルダス14はトレブルフック仕様になっています。
※シャルダス20でもトレブルフック仕様に変更出来ます。
という事で、両サイズを比べた際、一番の違いとなるのは「リトリーブ速度域」と「標準レンジ」の二点かと。
シャルダス14の方が早く引けて(シャルダス20の方がゆっくり引ける)、ボディーサイズの違いで浮力が少なくなる分、シャルダス14の方が一段下のレンジを通る(シャルダス20の方が表層を引ける)と使い分ければ良いと思います。
シャルダス14を使ってみた感想!!
冒頭でも書いた通り、シャルダス14のスイムチェック一投目からシーバスが釣れた訳ですが、実際に使ってみた感想としては、当初の予想通り湾奥や小場所で使いやすい、8cm程度のルアーと似たフィーリングがあります。
空気抵抗で失速するのかと思いきや、身が詰まったルアーと同じようなキャスト感で伸びがあり、予想地点よりも奥へと飛んで行きます。
実際に使ってみて一番印象に残ったのは、シャルダス20では扱いが難しかった、リトリーブ速度域とレンジにゆとりが出来た事。
シャルダス20では、水面を滑らさないよう「早く巻き過ぎず」かつ「沈ませ過ぎず」といった感じで、良いレンジを通すためにリトリーブに神経を使っていましたが…。
シャルダス14は、多少リトリーブ速度が早くなったとしても上滑りしないので、使う側にとっては優しいルアーになりました。
シャルダス14と20の使い分け
小型化された事により、リトリーブで速度に変化をつけられる範囲が広がったので、ちょっとした変化や小技を効かせやすくなった「シャルダス14」ですが、イメージとしては湾奥の明暗部や小場所など、シーバスが着いている釣り場にマッチしそう。
一方、飛距離が出て表層を引く事が出来る「シャルダス20」は、干潟やサーフ・中~大型河川など、シーバスの有無を探る必要があるオープンエリアへ絞っても良いかと。
極端に偏った乱暴な言い方をすると、サーチベイトとしてのシャルダス20、食わせのシャルダス14といったイメージ。
ただ、どちらのルアーも基本的なアプローチは同じで、リトリーブの強弱により、ルアーの通るレンジやブレードの回転をコントロールして、引き抵抗が変わる場所を中心に探っていく。※活性が高ければ、ここぞというスポットで上滑りもアリかと。
シャルダス14を使った感想と特徴・まとめ
今回は、シャルダス20の特徴に触れつつ、シャルダス14のインプレも書いてみましたが、「ブレード系」のルアーにおいて、これだけの表層レンジを「スローな一定速度」で引いて来る事ができるルアーは、他に無いような気がします。
文中でも書いた通り、一般的なブレードは重量のあるバイブレーションに近く、表層を引くには結構なリトリーブ速度が必要になる。
一方、シャルダスシリーズは同じ表層をスローに通す事ができるので、リトリーブのサジ加減が必要なものの、他者と違った攻め方という点で大きなアドバンテージとなります。※イメージとしては、ブレードの装備されたシンペンといった感じ。
先程も書きましたが、ダウンサイズ版のシャルダス14は上滑りまでの範囲に余裕があるので、リトリーブの緩急で調整も行いやすく、リップレスミノーやシンペンが活躍する、湾奥の釣り場で使うにはピッタリな印象を持ちました。
シャルダス14・20と両シリーズ共に、ブレードがバタバタになるほど「早く巻き過ぎず」、ブレードが動かないほど「沈ませ過ぎず」。
適度な引き抵抗を感じつつ、巻き心地の変わったスポットでフッと抜いてあげる(もしくは速度を上げて上昇させる)といった、食わせの間を作るのが良策になると思います。
長々と書いてしまいましたが、飛距離・引き抵抗・レンジ・速度と、どれをピックアップしても、湾奥に最適なルアー設定だと思うので、明暗部や小場所に出掛ける事が多い方は、ルアーケースに入れておいて損は無いかと思います!!(^^ゞ
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
今回の投稿と同じ「インプレ」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!
また、11月28日現在「シーバス釣り」には「 201件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。
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