シーズナルパターン・バチ抜けテトラにも要注目!!

シーズナルパターン・バチ抜けテトラにも要注目!!

今回は、シーズナルパターン『バチ抜け』のお話。

季節によって変わるベイトや釣り方の事を『シーズナルパターン』と呼び、早春から初夏にかけては『バチ』というパターンが存在します。

釣り餌にもなっているゴカイ等が、繫殖行動で水面を漂うように流れ、それらを捕食するシーバスを狙った『バチ抜けパターン』という釣り方。

グロ注意!!
バチ

一応、このパターンにも『セオリー』とされる要点があるものの、基本ばかりを書いてもつまらないので、ベースは後回しにして少し変化球から入ってみようかと。

個人的体験に基づく、感覚的な話が主体になりますが、現在主流のバチ抜けパターンについて、変わった角度から紹介してみようと思います。

バチ抜けパターンのセオリーとは?!

地域によって多少の誤差はありますが、年が明けしばらく経った頃から、GWが終わった梅雨入り前の暑くなるタイミングまで。

冒頭写真のようなゴカイが水中を漂う事を『バチ抜け』、それをシーバスが偏食している状態を『バチパターン』と呼びます。

バチルアー
バチルアー

こういった感じで細長く、表層を引いて来られるようなルアー(バチルアー)を使い、ゴカイが漂っている状態をイミテートします。

詳細は別記事にて書くので、簡単にだけ触れておきますが、地域によって違いがあるものの、セオリーとされているのは下記のような条件。

バチ抜けの通説

  • 早春から初夏にかけて
  • 大潮周りの夕マズメ
  • サーフエリアや河川・河口など
  • 表層を泳ぐルアー
  • 常夜灯周り

一口に『バチ』と言っても、流されるように漂う種類や、クルクルっと素早く動く種類など多種に渡り、それぞれの種類でも違いが出ると思われます。ただ、オーソドックスなパターンとしては、上記のような感じになるかと。

私たちの阪神間では、3月中頃から5月末辺りまでといったイメージですが、この期間の大潮周りはシャローエリアや河口・運河が釣り人で賑わいます。

シャローの石畳
シャローの石畳み

写真のように、ゴロタや底質(砂)が絡む場所は人気となり、秋の荒食いシーズンと並ぶ混雑状況になる事も。

個人的なイメージとしては、サイズこそ伸びないものの、数釣りを楽しめるので、シーバス釣りを始められる方にとっては、良い季節ではないかと思っています。

閑散のタイミングを狙える沖向きテトラが超穴場!!

前項でも書いた通り、バチ抜けのシーズンになると釣り人も増えるため、魚へのプレッシャーも高まり、不要なトラブルも多くなる。

特に、バチが抜けるとされている夕マズメから半夜、サーフや河川・運河等では等間隔で釣り人が並んでいたり。

こういった場所も人気
露出するテトラ

ここからは完全に体験談を元にした、個人的な感覚の話になってきますが、この混雑を避けるためにイチオシなのが沖に向いた釣り場。

地元で言えばケーソンのような場所で、沖に面した立地にテトラが入っているような条件。こういった場所は、バチ抜けの盲点になるのか釣り人が殆ど居ない。

沖に向くテトラ
沖にあるテトラ

近年こそ、この時期は『早朝の沖堤で青物』といった遊びが定着しつつあるものの、自分達がブログを始める前の春先は、スルメイカを狙ってる餌釣りの方の浮きがポツン…と見えるかどうかで、完全に閑散期といった状態。

更に、当時は仕事が終わってからの深夜釣行が主体で、マズメのバチ抜けなんて機会が無かったものの、近隣の外向きテトラでは深夜でもポコポコ釣れる。

愛用したのはワンダー
ワンダー

アベレージが50cm前後とサイズは伸びないものの、立ち位置を移動する間のテクトロで簡単に釣れたりと、表層付近のパターンが完全にハマりました。

実際に感じた印象としては、運河・シャローのバチ抜けはタイミング待ちの要素も出てきますが、沖向きのテトラ帯はイソメ類も流れつきやすく、ベイトもシーバスも含め、根本的なストック量が圧倒的に多い。

沖の台船なども
台船周り

元々、沖向きのテトラ帯には様々な生物が生息していますし、テトラ帯由来のバチも居るのかも知れませんね。

とにかく、フルキャストは必要なく、斜めに入っているテトラの上を通すような感覚で、飛距離よりも着水位置とリトリーブ精度が大切。

テトラの積込み
深く入ったテトラ

大阪・神戸方面でも似たような事を体験していますが、沖向きテトラの場合、セオリーになっているような明暗や時合いを気にせず、潮の流れなどから、その日のスポットが当たればダラダラと釣り続くといった印象です。

また、湾奧シャローや運河等とタイミングが異なり、三月に入った頃から始まる事が多いのも特徴。反応が良かったヒットルアーから考えると、マイクロと混在パターンがあるかも知れませんね。

バチ抜けテトラにも要注目!まとめ

今回は、一般的なバチ抜けスポットでは無く、沖向きテトラ帯でバチシーバスを楽しむといった、多少セオリーとは違う釣り方を紹介しましたが、場所によってはプレッシャーも薄く、意外と穴場的な旨味があります。

かなり冷え込む深夜から楽しめていた事を考えると、この辺りのバチ抜けは、沖向きから始まるような気もしていたり。

テトラ帯
テトラ

また、文中で書いた通り、煌々と明るい照明やマズメから半夜といった条件を気にする事無く、アベレージサイズの数釣りを楽しめるのが大きな特徴になるかと。

暖かくなってくると、シーバスよりも先にボラが反応し、釣りにくくなりますが…。そう言った場合はビーフリーズなどを使い、斜めテトラに沿うよう巻き上げてくると、シーバスを選ぶ事が出来たりもします。

注意点としては…
濡れているテトラ

夜間の沖向きテトラは光も少なく、濡れているテトラを踏んでしまうと、簡単に滑り落ちるので本当に危険。※時期的に釣り人が少ないタイミングなので、万が一落水すると重大な事故に繋がる可能性も。

テトラで釣りをする時は、滑りにくい靴やフローティングベストを着用するといった、身を守るための装備が必要になります。

兎にも角にも、バチ抜けはセオリー通りとは限らず、意外なポイントが盲点になっているので、色んな場所で試してみて下さい!!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!

今回の投稿と同じ「テクニック」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!

また、11月28日現在「シーバス釣り」には「 201件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。


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