ロイヤル棚柱で壁棚をDIY!棚板の準備から取り付けまでの手順!!
今回は、廊下の壁に棚板を取り付けた手順について。
子供達が大きくなるにつれ、細々とした荷物(特に玩具)が増えてきたので、今までの玩具箱では収納が追いつかない…。
更には、現在の家に引っ越してから四年を迎え、そろそろ壁に穴を空けてもいいだろうという事で、以前から考えていた壁棚を設置する事に。
※既製品の棚を購入しても良かったのですが、廊下に設置するためスペース(奥行き)が短く、下駄箱やシューズラックを代用するしか方法は無く…。
そういう事であれば、設置部にピタッと合わせてDIYしてしまおう!と頑張ったので、その工程と手法を残しておきます。
手軽に買えるロイヤル棚柱と棚受け!!
まず最初に、今回使用した部材についてですが、一般的なホームセンターで良く見かける、ロイヤル(メーカー名)の棚柱と棚受けを利用。
※今回はロイヤルを選びましたが、他のメーカーからも同様の商品が販売されています。”棚柱”や”ガチャ柱”で検索を掛けると見つかります。
今回購入したのは、ロイヤルの『ASF-10』という白い棚柱。
ホームセンターに在庫があったので購入したのですが、ネットで調べると同タイプの『ASF-1』という棚柱がありました。
この2つの異なる点は厚みで、ASF-10は立ち上がり寸法が14mm。対するASF-1は、立ち上がり寸法が11mmとなっており、後者の方が若干薄くなっています。
● ASF-1の詳細(公式サイト)
● ASF-10の詳細(公式サイト)
個人的には薄い棚柱を使いたかったので、近隣のホームセンターでASF-1の在庫を調べてもらったところ、全く取り扱いが無くてビックリ。
ネットであれば購入出来るものの、納期が掛かったり送料が高かったりで断念。近所で買えるASF-10を選んでおきました。
※ネットの場合『モノタロウ』が送料・納期共に利用可能範囲でした。
棚柱を選んだので、一緒に棚受けも購入。
棚受けもホームセンターに在庫があった、ロイヤルのウッドブラケットというシリーズで、自動ロック式抜け止め装備が付いている物をチョイス。
棚柱と棚受け、そこに棚板(パイン材)とペンキを購入。
事前に設置部の寸法を測っておき、ホームセンターで購入時にカットをお願いしました。※木材カットサービス、本当に便利ですよね。
その他、こぼれ止めと隙間を埋めるための細い木材(次項参照)と、木ネジに精密ビットなど細々した物(後述)は、その都度追加購入しました。
棚板と壁のスペースは細板で埋める!!
数年前からチャレンジしようと思っていたので、設置の手順などは問題ないものの、一つだけ気になるところが…。
それは、壁と棚板の間に、棚柱の厚みだけ隙間が出来てしまう事。
色んな施工写真を見てみましたが、この隙間をそのままにしているケースもあれば、壁をふかして棚柱を埋め込んでいるケースも。
確かに、棚柱を埋め込んでしまえば隙間も無くなりスッキリするのですが、さすがに壁の施工時に指定しておかないと、後からの作業は難しいかと…。
それでも、隙間が出来るのは嫌だったので、何か解決策は無いかと考えたところ、棚板に細めの白木板を取り付ける事によって解決。
棚柱の厚みに近い白木板を探し、棚板から棚柱の横幅だけ引いたサイズにカット。今回は、こんな感じでカットしてもらいました。
棚板(1200mm)-棚柱横幅(約10mm×2)=白木板(1180mm)
といった感じ。
※木材カット幅は10mmから指定なので、棚柱の横幅は10mm(実寸7.8mm)でカット。
棚板に対し、L字で平行に取り付けてあるのが隙間隠しの白木板。(へこんでいる部分に棚柱を当てます)
棚板に対し、垂直に取り付けてあるのがこぼれ止めです。
こぼれ止めと隙間隠しの白木板を木ネジで固定し、これを必要な数だけ制作。
今回は、合計で8枚の棚板を準備したので、結構な作業量となりました。
スリムタイプの木ネジと精密ビットで固定!!
前項で書いた”隙間隠しの白木板”を固定する際、通常の木ネジを使うと確実に割れてしまうので、スリムタイプの木ネジと、それに合致したビットを使用。
※無理だろうなぁと思いながら、自宅にストックしていた木ネジを使い、白木板にヒビを入れてしまったのはココだけの話。
想像通りヒビが入ったので、急遽ホームセンターにて購入。細い木ネジと、精密機器に使用する”スリムチューブカラービット”の組み合わせ。
この組み合わせであれば、木材を割る事無く固定できました。
一人で作業される場合、先に木工用ボンドで仮止めを済ませ、それから木ネジを打つと作業はスムーズに進みます。
つや消し塗料で仕上がりが綺麗に!!
棚板が完成したら、次は塗装の工程に。
棚を設置する壁紙が白なので、棚板に塗る塗料(ペンキ)は”水性のつや消しホワイト(アサヒペン)”を選択。
これは、完全に個人の好みなんですが、こういった木材にツヤ消し塗料を塗ると、刷毛目も気にならずシットリ落ち着いた印象になる気が…。
※壁紙(汚れていない)の補修なんかにも、ツヤ消しのホワイトが使えます。
まずは棚板の裏面から塗り始め、塗料が乾いたら表面へひっくり返し、プラモデルと同じく凸凹になっている部分から平面へと塗装。
その際、一度に沢山の塗料をハケに付けると、凸凹部分で垂れたまま固まってしまうので、塗料を取るのは少量。薄っすらと色づく程度に塗っていきます。
※他の部分を塗っている際、塗料の液ダレに気がついたら、ハケを使って拭き取って下さい。
とりあえず、一度目の塗装は完了。
この状態で半日~1日放置し、塗料が乾いたら同じ作業を繰り返す。合計で三度ほど塗れば、ハケ目や塗ムラも気にならない仕上がりになっていると思います。
棚柱はビスの効く下地に固定!!
棚板の塗装が終われば、次は棚柱を取り付けます。
一般的な住宅であれば、壁紙の下は石膏ボードになっているケースが殆どだと思いますが、棚柱を取り付けるには強度不足。
なので、石膏ボードの裏に入っている”強化材”や”柱”といった下地に対し、ビスを打ち込み棚柱を固定する必要があります。
その際、役に立つのがコチラ!!
壁をコンコンと叩き、音の変わる部分で下地を探す事も出来ますが、この記事で紹介した商品のように、石膏ボードの下地を探せるツールも販売されています。
一方、棚柱の設置部分に下地が無い場合は、”アンカー”と呼ばれる固定部材を使ってビスを効かし、棚柱を固定する事になります。
今回はドア周りの下地を利用できたので不要でしたが、脱衣所に同様の壁棚を設置した際、利用したアンカーが使いやすかったのでシェア。
石膏ボードに”デュオパワー(5×25)”を埋め込み、ビスを打って棚柱を固定しましたが、他のアンカーに比べ下穴も一回り小さく済みましたし、ビスの効きもバッチリでガチっと固定する事が出来ました!!
事前に”どこ太”を使用し、下地までの距離を測ってあったので、確実に届く長さのビスを用意し棚柱をカッチリと固定。
※固定した棚柱は、床に接地している巾木に乗せる形にしたので、力も分散してより安全に固定する事が出来ました。
木ネジで棚受けに棚板を固定!!
棚柱を固定できたら、次は棚板の取り付け。
ホームセンターで買ってきた、自動ロック式抜け止め装備が付いている、ロイヤルのウッドブラケットを棚柱の左右にセット。
その後、塗装を終えた棚板を仮置きし、ビス穴をマークしてから取り外し、木ネジで棚板とウッドブラケットを固定。
その際、誤差が出て棚柱にウッドブラケットを引っ掛けられない場合は、棚板を仮置きした後、そのまま現物合わせで木ネジ固定しても良いかと。
※または、ウッドブラケットにはビスの固定穴が二ヶ所あるので、片方を固定してから棚柱へ引っ掛け、微調整をしながら仕上げの木ネジ固定でも良いですね。作業のし易い方法で固定すれば良いと思います。
棚板の設置位置を決めて完成!!
ブラケットと棚板の固定が終われば、収納したいアイテムに高さを合わせつつ、棚板を引っ掛ければ完成。
今回は、8枚の棚板を取り付けたので結構な作業量となりましたが、子供達にも手伝ってもらい、スムーズに完成させる事が出来ました!!
廊下の端から端までを繋ぐ壁棚、思ったよりも綺麗で大満足。
棚板にはツヤ消し塗料を使っているので、そのまま玩具を置くと傷が入るため、ホームセンターで買った透明ビニールを敷いてあります。
※透明ビニールよりも、ガラス色のアクリル板を敷いた方が綺麗だったのですが、欲しい厚みが無かったので却下としました。
ロイヤル棚柱で壁棚をDIY・まとめ
今回は、一般的なホームセンターで売られている、ロイヤルの棚柱を使って壁棚を作りました。
引っ越した当初は、壁にネジを打つのが嫌だったので保留にしていたアイデアですが、溢れる玩具を見て背に腹は代えられないと決意。
※本来、この長さ(約1300mm)であれば、真ん中にも棚柱を設置するのが安心かと思います。今回は収納する物が軽いので…。
文中でも書いた通り、棚柱が浮き出たように見えるのが嫌だったので、棚板との隙間を埋めたり、ドア周りの板を利用し厚みをカバーしたり。
その効果もあってか、棚板の隙間も無く、それほど違和感の無い仕上がりになったかと。これだけ頑張って、何を収納したかと言うと…。
子供達(主に次男君)が集めた、ニチアサグッズの数々!!(笑
チマチマと買い足しているうちに、イケアの玩具箱には収まり切らない量となり、部屋のアチコチに溢れていたので、思い切って収納兼ディスプレイとして設置してみました!!
中でも、変身ベルトのベルト部分が厄介で、脱着できる物は外してから棚に収納。他には、スーパー戦隊やロボ系を並べ、フルボトルやライドウォッチなど、入り切らない変身小道具はまとめてクローゼットへ。
※ニチアサグッズの収納だけで、記事が一本書けそうです(笑
最後になりますが、棚板や棚柱などの細々した材料費を含めると、既製品を買った方が安くつきそうな出費となったものの、ぴったりフィットの気持ち良さはDIYならではですよね!!(^^ゞ
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!
今回の投稿と同じ「生活」にある前後の記事は、下記のようになっております。お時間がある時にでもチェックして頂けると嬉しいです!!
また、11月27日現在「ライフ」には「 98件」の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。
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